アラブの声ブログ

「アラブの声ML」から極一部を抜粋、日欧米メディアが伝えない主にアラビア語のメディアからイラク問題を中心とするアラブ・イスラム世界の記事を抄訳し発信。リンクや商業目的以外の転載は自由です。

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年齢順の慣習か資質の基本法か? サウジアラビアの国王選出方法

كيف يتم إختيار ملوك السعودية؟

 ファハド国王の死去の直後に82歳のアブドッラー皇太子が国王に就任したが、サウジアラビア王国での後継者選出方法はどうなっているのか。ロンドンのニュース・サイトミドル・イースト・オンライン(アラビア語版)が1日に報じた。
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 故アブドルアジーズ・アール・サウード(サウード家のアブドルアジーズの意)国王の最年長の息子が国王に就くという慣習に基づき、高齢であるにも関わらずアブドッラー皇太子が自動的に王位に就いた。

 脳血栓が1995年に故ファハド国王を襲った直後、統治権をアブドッラー皇太子に委譲したことで、国王の死亡或は辞任時には自動的に皇太子が王位を継承するというこの慣習の効力を、国王自身が身をもって示した。以来、アブドッラー皇太子が政務を執ってきた。

 1992年に発布した基本法が、国王の自動継承に疑問の影を投げかける。同法では詳細に触れずに、王国の創設者アブドルアジーズ国王の息子と孫の中から最適資質を有する男子が王位に就くと規定しているのだ。

 王位の自動継承慣習と同等のこの基本法は、この世界最大の原油生産、輸出国に王権闘争が生じる余地を与えている。

 この規定を遵守するなら理論的には、故アブドルアジーズ王の現在生存中の24人の息子(その一人がアブドッラー王子)を差し置いて、孫が国王に任命され得ることになる。

 国王が実際に統治せず権威を有するだけなら大きな影響力は無いのだが、サウジアラビアの国王は行政権も有するのだ。

 故アブドルアジーズの孫たちに順番が回る前に、息子が出生順に王位を継承することで王子たちは全員一致していると、王家に近い筋は語る。

 故アブドルアジーズ王のほとんどの息子たちは高齢であるため、今後国王の交代が相次ぐだろうと、ウォッチャーたちは予測する。

 、影響力のある宗教家らの同意を得る前に、王族メンバーが皇太子候補者を承認するというのがこれまでの慣習である。王国を創設したアブドルアジーズには、45人の男子が居て24人が生存中。

 アブドッラー新国王との意見の相違が時折指摘されているにも関わらず、慣習に基づき、現国防相のスルターン王子(1924年生まれ)が新皇太子に公式に任命された。

 王族間の対立を解決するために2000年6月に最実力の王子らを含む18人からなる評議会が設立された。その統率者はアブドッラー王子であった。
http://www.middle-east-online.com/?id=32486

【アラビア・ニュース】に掲載されたこの他の記事 齊藤力二朗 
* 米国大使がイラク首相譴責情報漏洩で大使館に衝撃
* イラクのメディアが伝えるサマーワで連日の占領軍と州政府への抗議デモの写真5枚
* 米軍、バスラで金曜日の合同礼拝を禁ず
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* 米軍の撤退声明でイラク人協力者が早々と逃亡準備
* パキスタンで海賊版CD商売が麻薬取引を上回る大隆盛
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* イラク北部の怪しげな外国NGOなどの活動とモサドの役割
* イラクの刑務所の責任者達はアラビア語を話さないペルシア人
* イスラエルの警備会社がロンドン地下鉄爆破の有力容疑者?
 
http://groups.yahoo.co.jp/group/arabianews/ 
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自由化なるかサウジ熟女の自動車運転 外国人運転手不要で年間32億ドルの節約に

خلوة النساء بالمملكة مع سواق أجانب تكلف 3 مليار دولار

 米国の解放圧力と保守勢力の反対に挟まれて、女性の自動車運転が禁止されてきたサウジアラビアが揺れている。同国の諮問評議会が、女性に課されている運転禁止令の破棄を勧告するのではとの観測がある。22日付のイラク・パトロールが、サウジ紙などから引いて報じた。

 サウジアラビアのアル・ワタン紙は、諮問評議会のムハンマド・ザルフィー議員の次の発言を伝えた。「多くの同僚の支持を得て、評議会(議員の議員は全員男性)に禁止の取下げを支持するよう日曜日に提案するつもりだ」

 この提案には、女性の運転を禁止する法律の条項が無いことや、禁止しているため百万人の外国人運転手(大方はアジア人)に年間32億ドルも支払っていることなど18の理由が挙げられている。

 同評議員は語る。「世界中からやって来る運転手たちの中には、犯罪者や運転に未熟な者もおり、事件を引き起こし、社会的、経済的な問題の原因となる」

 「少なくとも35歳か40歳を越えた女性に運転許可を与えるが、夫か夫の親族の男性が同乗する場合に限り、幹線や高速道路上を運転を認めるよう提案する」

 だがサウジアラビアのアッリヤード紙は、諮問評議会の大物の次の発言を報じた。「彼はこの提案をすると主張しているが、諮問評議会にはこのような問題を討議する計画は無い」

 なお、ファハド国王に議員が任命されている諮問評議会には立法権は無い。

 また、1990年1月に女性47人が、女性の運転禁止に挑戦し、首都リヤドの通りで15台の車を運転したことがある。警察により直ちに逮捕され、罰せられたが。

 ワシントンに本部を置く非営利組織(NPO)フリーダム・ハウスが実施した調査によれば、サウジアラビアは調査した中東とアフリカの16ヶ国のうち、女性の保護に於いて男女同権を保障する憲法条項が無い唯一の国であり、女性の権利に関しては最も遅れた国であった。ちなみに、チュニジアは女性への権利賦与の点で、アラブ諸国の中で最高位を占めた。
http://www.iraqpatrol.com/php/index.php?showtopic=9665
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 この記事を掲載した、イラク・パトロールの管理人は次のような感想を寄せている。
 35歳か40歳を越えた女性に限定して運転を許可するとは如何なる意味があるのか?この年齢の女性は、誘惑に晒されることがより少ないとでも言うのだろうか? しかも公道を運転するのに、何故夫かその親族が同乗しなければならないのか? サウジアラビアの公道では暴行が横行しているとでも言うのか? サウジアラビア人の男にとって、妻や娘を外国人運転手と二人きりになる車に乗せるのと、女性が自らハンドルを握るのとどちらがより安心なのだろうか?
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24日付のミドル・イースト・オンラインは関連情報を掲載した。

 ザルフィー議員の提案に対して、反対派は宗教的決議事項への介入だと激怒、彼を辞職させようと提案した議員もいる。このような動きにザルフィー議員は「我国では女性に関する問題を議論しようとすると、多くの困難が持ち上がる。このような問題に、女学校での体育実技を認めるべきかという問題がある」と語った。
 2002年3月、メッカの女学校で火災が発生し、少なくとも14人の女性徒が死亡した。国内メディアや国際的な人権NGOの発表によれば、その理由は、「勧善懲悪機構(通称宗教警察)」が、火事から逃れるためにベールを被っていない女子が校外に出ることを禁じたからだ。
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【短報】
*イラク警察ヤーワル副首相の甥をテロ活動に関与の容疑で拘束 
http://us.moheet.com/asp/cunt_show.asp?lol=1549301

*サウジアラビアの36学者:コーランを冒涜したアメリカに神罰が下る 「qp」

*駐米国シリア大使:米軍とCIAとの関係を断絶 「NYT]

*米国高官:一線を越えなければムクタダ・サドルの表舞台への復帰を認める 「LAT」

*イラク軍は忠誠心は無くカネだけが目当てで傭兵と変わらず 「テレグラフ」 
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日本を軍国主義に導く「普通の国」論の危険性  【立花隆のメディアソシオ・ポリティクス】
http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/050517_futunokuni/index.html

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事 齊藤力二朗
「心とドル」 米国の総力を挙げた対イスラム大攻勢 【後篇】【9/11から政府海外援助の首位機関の支出は三倍となり、半分以上はイスラム世界に向けられている】

http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/

カタール人の3.5%が国籍剥奪 真相はクーデターの報復集団懲罰か

 サッカーや衛星テレビ国アルジャジーラの存在で有名になった国、湾岸の小国カタールが採った措置が湾岸全土を揺るがしている。6千人ものカタール人が政府によって国籍を剥奪されているというのだ。それもある部族民だけが標的にされているという。
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 カタール政府が5千人以上のカタール人の国籍剥奪を決めたのは2004年10月である。同年12月に記述された「カタール日記」という日本人のサイトには、「理由は不明だが、職場のあるカタール人が所属する部族全てが国籍を失った」とある。
http://takec.raindrop.jp/qatarnikki/log/bn2004_12.html

 その部族とはモッラ部族の支族であるガフラーン族だ。公式の剥奪理由は、この部族はサウジアラビア人で、サウジの国籍を保有している二重国籍者だというのだ。

「アラブ人権ネットワーク」の声明文によると、彼らは、職場を追われ、商業活動を禁じられ、治療や教育、電気、水道などを受ける基本的な権利を奪われ、住宅を政府に返還するよう求められていると窮状を訴えている。

 4日付のロンドンに本拠を置くミドル・イースト・オンライン(meol)によると、現在までに国籍を剥奪されたモッラ部族員は6千人に達したが、半数以上は国内に残留しているという。カタールの総人口は75万人であるが、大部分が外国人で、カタール人そのものの数は15万人であるから、6千人といえばその3.5%にもなる。

 同部族はカタールの他にも、クウェートに3万人、他の湾岸諸国(サウジアラビア、アラブ首長国連邦、オマーン、バーレン)にも多数が居住するする大部族であるから影響は大きく、周辺諸国は敏感に反応している。

 ドバイの衛星テレビアルアラビーヤは、集団国籍剥奪、カタールの爆弾と形容し、国籍を剥奪された後に3500人がサウジアラビアに移住したと報じた。

 クウェートのイスラム政党、アル・ウンマ党は1月に、この問題を解決するためにカタールのハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニー首長に個人的に仲介に乗り出すよう呼び掛けた。同党は声明文で、「この問題は危険な前例となり、湾岸の全ての民を憂慮させる。湾岸の民の居住権と身分が個人の政治的決定で左右されることになる」と危惧を表明した。

 アラビア語の掲示板「文化フォーラム」は、「この事件が湾岸協力会議機構の加盟諸国から12万人もの国民が国籍を剥奪される前触れにになることを真剣に恐れている。カタールはハーグ協定にも同意しているし、国内法も明確に集団懲罰を禁止している」とするアラブ人権委員会の声明を掲載した。

 国境線問題でカタールと緊張関係にあるサウジアラビアでは、新聞がこの問題を書きたて、「国籍剥奪の措置はモッラ部族の支族であるガフラーン族を狙ったものだ。理由は同族の一部が、現首長の父親のハリーファ・ビン・ハマド・アール・サーニー前首長を支持しているからだ」とのカタール人たちの証言を掲載した。前首長は息子の現首長の宮廷クーデターにより1995年に追放されたのだ。その後、前首長は2004年10月に帰国している。

 このような非難に対してカタール当局は、国籍剥奪は二重国籍を禁止する法律に則った措置で、政治とは無関係だと強調している。
http://www.middle-east-online.com/?id=30584
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【短報】
*シリア、利子を禁止するイスラム銀行の開設を承認 経済界は多くのアラブ・イスラム諸国で成功しているように繁盛すると予測 「アルジャジーラ・ネット ajn」
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破壊された米軍ブラドレー 写真2枚
http://www.abolkhaseb.net/images/mortar-attack/destroyed-bradly_040505.htm

アラブの声ML 齊藤力二朗
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/

サウジアラビアでカメラ付き携帯電話に猥褻写真を流すと鞭打ち千回と禁固、罰金の厳罰

サウジアラビアでカメラ付き携帯電話に猥褻写真を流すと鞭打ち千回と禁固、罰金の厳罰

 偶像崇拝や成人女性の肌(特に顔)を家族以外の男性に晒すことを厳禁する最も厳格なイスラムの教義を墨守するサウジアラビアでは、カメラ付きの形態電話の輸入、販売が禁じられて来たが、周辺諸国から幾らでも持ち込めるので有名無実となり、結局禁止令は廃止になった。だが使い方を誤ると鞭打ちなどの刑罰が待ち構えていると、16日付のカタールのアルジャジーラ・ネット(アラビア語電子版)が報じた。
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 サウジアラビア諮問評議会は、カメラ付き携帯電話への猥褻写真配信に厳罰を科す法律を近く制定することを決定した。法案で提示されている罰則は、千回の鞭打ちと禁固12年及び罰金10万リヤル(1リヤルは約39円)だ。

 この法案に先立ち次の事件が今年の1月に発生している。カメラ付き刑帯電話を使用して少女の暴行写真を流した3人の男に対して、サウジアラビアの裁判所が1200回の鞭打ち刑を宣告したのだ。

 サウジアラビア通信(電報・電話)局は今年、第3世代の携帯電話を「非倫理的」な目的に使用をしないよう警告した。

 同国ではインターネットに厳しい足枷が嵌められているが、これらの電話を使えばネットへの侵入、アダルト・サイトから高品質なビデオからの画像の受信が可能である。

 最近、カメラ付き携帯電話の輸入販売禁止が解除されたが、同国のイスラム法学者たちは、このような電話が特に女性のプライバシー侵害に使われていると語った。カメラ付き携帯電話を使ってベールで顔を覆わない女性写真を撮影し発信するという「事件」が報道されたこともあり、結婚式(男女別席)や女学校でこの電話の使用が紛争を引き起こしたという。

 国営のサウジ通信会社の独占が終焉を迎えた後、競争に対処するため急速に拡大している同国の無線通信部門は徐々に開放に向かっている。
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/489F93C1-398F-48DA-981C-837AC844D700.htm

アラブの声ML 齊藤力二朗
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