アラブの声ブログ

「アラブの声ML」から極一部を抜粋、日欧米メディアが伝えない主にアラビア語のメディアからイラク問題を中心とするアラブ・イスラム世界の記事を抄訳し発信。リンクや商業目的以外の転載は自由です。

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米国とイラク抵抗勢力の対話報道の背景 エジプト人報道家の分析 【前編】

ماذا وراء شائعات حوار أمريكا مع المقاومة العراقية؟

 米国がイラク抵抗勢力と接触をしたとイラクや米英の高官が大合唱し始めているが、この背景には何があるのか?23日付のイスラム・メモは、冷静な分析で知られる、元エジプト労働党の機関紙アッシャーブで健筆を振るったエジプト人ジャーナリスト、タルアット・ルメイフ氏の評論を掲載した。
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 一部の著作や分析が気が付いた突然の変化がある。最近の米国メディアはもはや、イラク抵抗活動をテロリストと位置付け語ることが主流ではなくなったことだ。使う調子や言葉が変わり、彼らを示す表現は大方の場合「イラクの武装勢力」となり、ほぼ「ザルカーウィーの手下」と呼ぶようになった。

 同様に米国政府高官全員がこれまた唐突に、特にライス国務長官が、アラブ・スンナ派の政治参加を連日言い立てるようになった。そのため「ジャーファリー首相率いるイラク占領政府はスンナ派の政治参加に反対している」と見なすことで、「米国は意図的にイラク政府の分派主義を暴き出した」とイラク政府が感じるようになった程だ。特に、クルド人のイラク大統領タラバーニが憲法制定委員会にスンナ派25人の割り振りを支持すると表明した後にはなお更だ。

 米国大使館の報道官も、「この国の将来と安定を決めるには、イラクの政治活動は重要で、敏感で、決定的だと我々は確信している。この問題についてイラクの各集団と話し合っており、彼らが参加するよう強く促している」とする所謂「スンナ派アラブと米国との接触」声明を報道陣に発表し、他の誰よりも明白にこの企みに関与した。

 この声明発表後まもなく、アラウィ政権時代のアイハム・サマライ電気相が、「占領当局と抵抗勢力の2グループと会談した。2グループは残りのグループを統合し政府及び米国人と会談させようとしている」と語った。

 その後米国とイラクの「武装勢力」が協議したとの情報が各方面から流れ出した。米国大使館の報道官は抵抗勢力との対話に関して率直に明かさなかったが、英紙ガーディアンは、「米国の外交官と軍人は(軍人という言葉に注目)イラクの「武装勢力」と間接的に会談した」と書いた。 

 以上全てに同期して、一見して逆方向に見えるいくつかの動きが起きた。先ずイラク政府のの報道官ワフィーク・サマライが、「(イラク西部のシリアとの国境沿いの)カーイムで武装勢力同士が交戦した」と語った。次に、「バグダードの稲妻作戦」と呼ばれる占領軍と傀儡イラク軍による軍事行動が激化、ラマーディーまで拡大、同時にカーイムなどで空爆を含むあらゆる手段を使っての軍事的圧力が増した。

 米国は何故このように熱心に抵抗勢力との交渉について語り、スンナ派アラブ人の政治参加に突然固執するようになったのか? それ以前に、何故米国領事が(イラク暫定統治評議会の元メンバーでイラク・イスラム党の党首の)モホセン・アブドルハミードを訪れ、彼がスンナ派の象徴的存在であるとして米兵によって一時的に拘束されたことを謝罪したのか?領事が会談後イラク・イスラム党の事務所を退出した後、暗殺未遂事件に遭遇したことや、交渉推進と大規模作戦の同時進行をどのように理解すべきか? 現在起きていることに対するイラク抵抗勢力の立場を我々はどのように読むべきなのか?

 『企みの本質と動機』

 現在起きている企みの本質は、占領軍がイラク抵抗勢力との戦闘で戦略的に敗れ、軍事的に問題の決着を付ける努力は失敗に帰し、占領軍は、自軍の軍事力によるものであれ、傀儡政府を継続させることであれ、最小限の政治的被害でイラクの泥沼から抜け出す方策を模索しているということだ。

 そのため占領軍は、撤退のための口実つくりと、撤退が敗北と映ることを避け、パレスチナのガザで起きているような襲撃を受けながらの撤退とならないように、一種の沈静状態の実現を目指している。また撤退後にも傀儡政府が延命できるために、より良好な状況を作り出そうとしている。

 それには、いきなりイラクから撤退するか、或は先ず市外の基地に引き上げるか、又は現政府或は例え外からでも遠隔操縦され続ける(現政府後の)別の政府が(占領軍撤退後にも)存続することの正当性を初めとする占領軍がもたらした様々な諸制度をより広範囲の市民に認めさせることの方策がある。 
 
 現在起きていることの本質は、交渉という一方方向にのみ進んでいるのではなく、抵抗勢力に交渉を受け入れさせるという目的を果たすため、正確に言えば、交渉せざるを得ない状態にするために、以下のような幾つもの方向性を持つ全体的な計画なのだ。

(第一の方向)
 抵抗勢力をその縄張りに、特にイラク中部地域に閉じ込める作戦が行われている。そのことはスンナ派アラブ人を政治活動に参加させるべく懸命になっていることに現れているが、これはイラク中部地域の指導層と住民を、抵抗運動支援者と、占領軍の企みへの参加を受け入れる者との間に楔を打ち込む試みに過ぎない。

 このことは抵抗勢力の各派との対話について語ったアイハム・サマライ(前イラク電気相)が明らかにしたことだ。彼は次のように言い切ったのだ。「スンナ派アラブ人の政治活動参加が活発化すれば、武装勢力を孤立化し、弱体化させる方向に向かうと考えるものが、疑問の余地無くイラク移行政府内にいる。したがって、米国の軍人と政治家の高官と一部のイラク人に、スンナ派アラブ人が政治活動により積極的に参加するよう働きかけるよう呼び掛けた」

(第二の方向)
 抵抗勢力との軍事対決が失敗した後の米国の計画として、抵抗勢力に対する軍事作戦を強化し、米国はいかなる流血を伴う軍事力をも行使する強硬姿勢を示すことが進行している。これは作戦の勝敗と無関係だ。米軍は空爆するだけだが、勝敗を判断する基準が地上戦を制すことにあるというのは、戦術の鉄則である。

 米軍司令部は、ベトコンとの直接交渉に同意する前にこの戦術を採用した。イラクではバグダードでの稲妻作戦やラマーディー、カーイムでの作戦となった。また今後起こされる大規模攻撃でも、抵抗勢力とその支持者に圧力を掛けるために住民に最大限の被害を与えるよう空爆が敢行されるであろう。

(第三の方向)
 抵抗勢力に対して心理的撹乱攻勢が進行している。この一環として前述のアイハム・サマライの抵抗勢力との対話発言がある。この目的は、抵抗組織間に対立と疑念を生じさせ、占領軍と交渉をしているということで抵抗勢力を民衆から引き離すことだ。またワフィーク・サマライ報道官は、カーイムの町で抵抗勢力のグループ同士で交戦事件が起きたとの声明を出している。

(第四の方向)
 占領軍のイラクからの、いやそれどころか米国とシオニストの占領に対する一連のイスラム抵抗運動を連結する勢力として全イスラム圏からの、完全撤退を目指すイスラム抵抗勢力から、獲物の分配を巡って内部闘争をする分派運動或は内部的な民兵組織などへと抵抗勢力は変質した、と内外の支持者に印象付ける試みが進行している。

 これは前述のアイハム・サマライの言葉に表れている。すなわち、「抵抗勢力は国の解放と外国勢力からの完全独立を求めている」と指摘はしたものの、急いでこの甘い発言に毒を入れたのだ。つまり、「選挙期間中多くの問題を引き起こした側であるスンナ派アラブ人たちは、『シーア派同盟やクルド人同盟は例えば民兵組織を持っているのに、自分たちには無いので、どうやって身を守ればいいのだ』と考えている」と言い添えたのだ。
http://www.islammemo.cc/taqrer/one_news.asp?IDnews=447
【以下、「米国は本当に敗れたのか?」、「米国の撤退戦略に抵抗勢力はどう対処するか?」は後編へ】
*****
【短報】
*イラクの米軍、既存施設満杯で16000人収容可能な刑務所を新・増築、予算5千万ドル 「ロイター」

*イラク南部のマイサーン州地方評議会、同州の市民社会諸組織、諸政党、国民勢力、英軍の非人道的な家宅捜索に抗議して、英軍との接触をボイコット 「アシャルク・アルアウサト」

*バグダードの地価が上昇 住宅は低下「iol」

*イスラエルがブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイとそれぞれ共同貿易地域設立協定調印、イ企業の南米への輸出が容易に 「イの第7チャンネル」

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗
「パレスチナ環境相:イスラエルはパレスチナ人専用に発癌性食品を製造、緩慢に殺害」
「中国外相、イスラエルとの良好関係を強調、イランの核開発は両国への脅威」
「イルカ研究所の米将校がイラクの子供を拉致 実験が目的か?」
「米国はグアンタナモに拘束中のアルジャジーラ記者に自社に対してする密告するよう要請」
「サマーワの道路爆弾で日本兵3人が死傷、ジープ破壊」
「世界で広がる反米感情 トルコは米国と世界最終戦争? 【後編】」
「抵抗勢力、サマーワの日本軍基地へ迫撃弾6発発射 被害規模不明」
「抵抗勢力が地下工場で製造した新式消音銃 ビデオ」
「イラク内務省、ナキーブ前内相が抵抗勢力の行動計画ファイルを持ち出し隠匿と非難」
「イラクから逃げ出したい英国に米国が駐留を続けるよう猛烈な圧力」
「戦慄のイラクから脱走する傭兵の実録 傭兵の食事は麻薬入り」
「米軍がブフリズでイラク少年の脇にRBGを配置した凄惨な写真 解説文」
「米国がイラクの占領反対組織設立を支援 暴かれる茶番劇」
「陸自サマーワ爆発事件で5日連続で活動自粛とは?」
「新聞のライバルとしてのBBC」
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/  
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世界で広がる反米感情 トルコは米国と世界最終戦争? 【前編】

تمرد عالمي ضد الوجود العسكري الامريكي

 多くのアラブ世界には端から端まで米軍の基地で満ち溢れ、中東地域は米国にひれ伏す中、ここ2週間に米国にとり最も重要な同盟国、いやむしろ、北大西洋条約機構(NATO)の最重要な加盟国を含む多くの国で米国に対する反抗と反乱が起きている。20日付のエジプトのリベラル系政治週刊誌、エル・オスボーが報じた。
------
 例外無く世界中で米国の政治に敵対する明白な動きが見られる中、先月再び外国の米軍基地に抗議の炎が拡大した。だが今回は予期していなかった、米国の軍事プレゼンスやブッシュ大統領への敵愾心が増大したNATO加盟国のトルコで起きた。

 トルコ人の敵愾心はトルコで実施された世論調査の結果に示されている。それによると、トルコ人の82%がブッシュ大統領は世界の平和と安全保障に危険であると見なしている。それどころか39%は、米国は敵であり、トルコへの脅威と考えているのだ。

 事態はそれに止まらず、トルコ人は世界が終末を向かえる前に起きる戦争は、米国とトルコの間に勃発すると納得するまでに至った。すなわちトルコでベストセラーとなった「金属の嵐」と題する小説は以下の筋書きになっているのだ。

 「米軍がイラク北部から進発しトルコ南部に襲い掛かる。一方NATOの複数の基地に駐屯する米軍機が、世界の終焉に先立つ戦争で、イスタンブールとアンカラを空爆する。それに対してトルコ人エージェントがワシントンに核爆弾を爆発させ報復する」

 ウォッチャーたちは、増大する敵愾心はイラクに対する米国の侵略に起因すると分析する。敵愾心を抱くのは、イスラム主義者に限らず、西側を支持するエリート層や一部の軍人層にまで広がっている。加えて、エルドアン首相の政党内にすら、特に米国はトルコ南部の軍事基地を戦闘機発進に使おうとしているため、両国間に齟齬が生じ、反米感情が拡大している。

 そこでトルコ人アナリストたちは、「エルドアン首相は米国との直接的対決を目指しているわけではないが、同時に世論や彼自身の政党の考えを無視できなかった。よって彼は、特定の場合にのみ限定してこれらの基地を米国に使わせると発表した。トルコの専門家たちは、いつの日か米軍のエアフォース機がこれらの基地を飛び立ちテヘランやダマスカスを空爆するという恐ろしいシナリオが現実化することを恐れているのだ」と確信している。

 これに基づき、長期の反目の後、最近トルコは明らかにシリアやイランに、それどころかロシアにも、接近している理由が説明できる。基本的にトルコは米国を信頼していないのだ。

【以下は後編に】
http://www.elosboa.com/elosboa/issues/430/0603.asp
*******
【短報】
*傀儡イラク司法相:米国には隠しておきたい秘密があるようだ サダム裁判を妨害と米国を非難 米国はノーコメント 「im AP」

*イラク復興支援約束国は6%しか出していない それさえイラク政府に相談無しに米国が治安費などに勝手に使っている 「qp」

*レバノン共産党、前書記長ハーウィーの暗殺でイスラエルを非難
http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDnews=69969

*湾岸諸国縦横断鉄道建設をサウジアラビアが調査 「ロイター」
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/BB447A32-587A-4208-A01C-44B672BE271C.htm

*スーダンは2007年に百万bpdの原油を生産 「ajn」

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗
「ジャーファリー首相、イラク駐留費肩代わりに豪州に1億5千万ドル贈賄」
「イラクの米軍がベヘレズを完全な報道管制下に置き、完全包囲し電気、水、報道陣を断ち猛爆中」
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/  

世界で広がる反米感情 トルコは米国と世界最終戦争? 【前編】

تمرد عالمي ضد الوجود العسكري الامريكي

 多くのアラブ世界には端から端まで米軍の基地で満ち溢れ、中東地域は米国にひれ伏す中、ここ2週間に米国にとり最も重要な同盟国、いやむしろ、北大西洋条約機構(NATO)の最重要な加盟国を含む多くの国で米国に対する反抗と反乱が起きている。20日付のエジプトのリベラル系政治週刊誌、エル・オスボーが報じた。
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 例外無く世界中で米国の政治に敵対する明白な動きが見られる中、先月再び外国の米軍基地に抗議の炎が拡大した。だが今回は予期していなかった、米国の軍事プレゼンスやブッシュ大統領への敵愾心が増大したNATO加盟国のトルコで起きた。

 トルコ人の敵愾心はトルコで実施された世論調査の結果に示されている。それによると、トルコ人の82%がブッシュ大統領は世界の平和と安全保障に危険であると見なしている。それどころか39%は、米国は敵であり、トルコへの脅威と考えているのだ。

 事態はそれに止まらず、トルコ人は世界が終末を向かえる前に起きる戦争は、米国とトルコの間に勃発すると納得するまでに至った。すなわちトルコでベストセラーとなった「金属の嵐」と題する小説は以下の筋書きになっているのだ。

 「米軍がイラク北部から進発しトルコ南部に襲い掛かる。一方NATOの複数の基地に駐屯する米軍機が、世界の終焉に先立つ戦争で、イスタンブールとアンカラを空爆する。それに対してトルコ人エージェントがワシントンに核爆弾を爆発させ報復する」

 ウォッチャーたちは、増大する敵愾心はイラクに対する米国の侵略に起因すると分析する。敵愾心を抱くのは、イスラム主義者に限らず、西側を支持するエリート層や一部の軍人層にまで広がっている。加えて、エルドアン首相の政党内にすら、特に米国はトルコ南部の軍事基地を戦闘機発進に使おうとしているため、両国間に齟齬が生じ、反米感情が拡大している。

 そこでトルコ人アナリストたちは、「エルドアン首相は米国との直接的対決を目指しているわけではないが、同時に世論や彼自身の政党の考えを無視できなかった。よって彼は、特定の場合にのみ限定してこれらの基地を米国に使わせると発表した。トルコの専門家たちは、いつの日か米軍のエアフォース機がこれらの基地を飛び立ちテヘランやダマスカスを空爆するという恐ろしいシナリオが現実化することを恐れているのだ」と確信している。

 これに基づき、長期の反目の後、最近トルコは明らかにシリアやイランに、それどころかロシアにも、接近している理由が説明できる。基本的にトルコは米国を信頼していないのだ。

【以下は後編に】
http://www.elosboa.com/elosboa/issues/430/0603.asp
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【短報】
*傀儡イラク司法相:米国には隠しておきたい秘密があるようだ サダム裁判を妨害と米国を非難 米国はノーコメント 「im AP」

*イラク復興支援約束国は6%しか出していない それさえイラク政府に相談無しに米国が治安費などに勝手に使っている 「qp」

*レバノン共産党、前書記長ハーウィーの暗殺でイスラエルを非難
http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDnews=69969

*湾岸諸国縦横断鉄道建設をサウジアラビアが調査 「ロイター」
http://www.aljazeera.net/NR/exeres/BB447A32-587A-4208-A01C-44B672BE271C.htm

*スーダンは2007年に百万bpdの原油を生産 「ajn」

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗
「ジャーファリー首相、イラク駐留費肩代わりに豪州に1億5千万ドル贈賄」
「イラクの米軍がベヘレズを完全な報道管制下に置き、完全包囲し電気、水、報道陣を断ち猛爆中」
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/  

環境配慮型スイス製地雷破壊装置がスーダン南部で使われる

أحدث جهاز سويسري لتدمير الألغام بجنوب السودان

 スイスが開発した地雷探知、除去装置が20年以上にわたる内戦で多数の地雷が埋設されたスーダン南部で使われることになった。19日付のカタールのアルジャジーラ・ネット(アラビア語電子版)が写真入で報じた。
---------
 スイス当局は最近、最新式の地雷除去装置をスーダン南部に送ることを決定した。アフリカで最長期間の内戦を経験した地域の地雷を一掃する作業に参加させるための措置である。

 スイス製の地雷除去装置、デーガーD1は、完全装甲仕様の車両で、対戦車地雷以外の全ての地雷に適用できる点で他の装置とは異なる。

 装置の設計、製造担当のフレドリック・ゴーン部長はアルジャジーラ・ネットの記者に、「この装甲装置は他の種類と比べて地雷を除去する最良の方法だ」と語った。

 ゴーン部長が記者に見せた新装置は、戦車に似ており、簡単な制御プログラムで遠隔操作が出来る。それにより、非常に精密に地雷を一掃出来る。重量があるので、他の装置が簡単には発見できないような地中深くに埋設されている地雷をも処理できる。

 また岩だらけで、でこぼこの、起伏のある地形などあらゆる地形で使えるよう設計されている。

 この装置の後部には爆破後に散乱した破片を収集する部分が付属している。収集せずに放置すると、これらの破片の大部分である金属片は環境を汚染し、一帯を破片の墓場に変えるという別の問題を引き起こすのだ。そのため、その土壌は農業にも他の何の用途にも使えなくなる。

 「地雷除去スイス連合」はジュネーブ市と協力して、スーダン南部での使用に適合するようにこの新装置の改良と生産に資金を出した。特にこの装置がコソボで大したどの人的被害も出さずに地雷除去に大成功を収めたので、彼の地でのあらゆる平和事業を支援するというスイスの方針により、スーダンの気候、環境状況に合わせて装置を改良する資金援助が得られた。

 なお、触覚や磁石を使って地雷を探知する方法は、危険が付きまとい、精密な探査ができない。人間の能力だけに頼ると、誤って犠牲者を出すこともある。ロボットは十分に装甲化されておらず、単純な地雷の上を通るだけで破壊されてしまうし、経費も莫大だ。

【写真2枚あり】→ http://www.aljazeera.net/NR/exeres/84875B05-B258-48EF-83C2-6ABE74E255E0.htm
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日本も地雷探知機60台の供与を決めている。
環境配慮型スイス製地雷破壊装置がスーダン南部で使われる

 スイスが開発した地雷探知、除去装置が20年以上にわたる内戦で多数の地雷が埋設されたスーダン南部で使われることになった。19日付のカタールのアルジャジーラ・ネット(アラビア語電子版)が写真入で報じた。
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 スイス当局は最近、最新式の地雷除去装置をスーダン南部に送ることを決定した。アフリカで最長期間の内戦を経験した地域の地雷を一掃する作業に参加させるための措置である。

 スイス製の地雷除去装置、デーガーD1は、完全装甲仕様の車両で、対戦車地雷以外の全ての地雷に適用できる点で他の装置とは異なる。

 装置の設計、製造担当のフレドリック・ゴーン部長はアルジャジーラ・ネットの記者に、「この装甲装置は他の種類と比べて地雷を除去する最良の方法だ」と語った。

 ゴーン部長が記者に見せた新装置は、戦車に似ており、簡単な制御プログラムで遠隔操作が出来る。それにより、非常に精密に地雷を一掃出来る。重量があるので、他の装置が簡単には発見できないような地中深くに埋設されている地雷をも処理できる。

 また岩だらけで、でこぼこの、起伏のある地形などあらゆる地形で使えるよう設計されている。

 この装置の後部には爆破後に散乱した破片を収集する部分が付属している。収集せずに放置すると、これらの破片の大部分である金属片は環境を汚染し、一帯を破片の墓場に変えるという別の問題を引き起こすのだ。そのため、その土壌は農業にも他の何の用途にも使えなくなる。

 「地雷除去スイス連合」はジュネーブ市と協力して、スーダン南部での使用に適合するようにこの新装置の改良と生産に資金を出した。特にこの装置がコソボで大したどの人的被害も出さずに地雷除去に大成功を収めたので、彼の地でのあらゆる平和事業を支援するというスイスの方針により、スーダンの気候、環境状況に合わせて装置を改良する資金援助が得られた。

 なお、触覚や磁石を使って地雷を探知する方法は、危険が付きまとい、精密な探査ができない。人間の能力だけに頼ると、誤って犠牲者を出すこともある。ロボットは十分に装甲化されておらず、単純な地雷の上を通るだけで破壊されてしまうし、経費も莫大だ。

【写真2枚あり】→ http://www.aljazeera.net/NR/exeres/84875B05-B258-48EF-83C2-6ABE74E255E0.htm
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日本も地雷探知機60台の供与を決めている。
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【短報】
*モリタニアが11月から7万5千bpdの産油国に 豪社が来年初頭から輸出 推定埋蔵量は2千万バレル 医療と教育は無料に 「qa」

*米国防総省高官が先週イスラエル外務省高官にヨルダン経由でキルクーク-ハイファ油送管(42インチ)の復活の可能性検討を要請  「ハアーレツ」

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗
「米軍による攻撃後のファッルージャ 次々に運び出される遺体 長時間ビデオ」
「イスラエルの人権2団体:イスラエルはガザを巨大な牢獄に変えた」
「目で見るイラクの神経・宣伝・情報戦 米国の圧力ででアルジャジーラ・ネットのサイトからから消された漫画2題」
「イラク計画省局長:モスクを破壊した米国はバグダードにアラブ圏最大の教会を数年がかりで建設」
「リビアの反対派がカダフィ退陣を求める会議を今月ロンドンで開催」
「イラクの公共試験所、イタリア軍が提供した妊婦用注射がエイズ汚染と確認」
「イラクの泥沼に嵌った米軍は駐留継続と撤退とどちらがましか? 米国の見方」
「ベネズエラの専門家:米国は意図的にイラクの遺跡を破壊」
「イスラエルが皮膚を除去しないと剥がせない新式弾薬を使用開始」
「米国、イラン関係の実態とイラン核開発の行く末 『後編』」

http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/  


米国、イラン関係の実態とイラン核開発の行く末 【前編】

مصير النووي الإيراني بعيداّ عن القبلات وعض الأصابع

 17日に大統領選を迎えるイランでは、西部のアラビスタンで爆破事件などが続発し騒然としている中、米国との対立の火種となっているイランの核開発問題はどのような決着を見るのか依然不透明である。その行く末について2日付のイスラム・メモは、冷静な分析で定評のある政治研究家タルアット・ルメイフ氏の評論を報じた。
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 米国とイスラエルのイランに対する脅しが頂点に達し、イランの両国に対する脅迫も頂点に達し、あたかも明日にでも戦争が起きることは論争の余地が無いほどかと思わせる段階がある。

 そうかと思えば、別の段階では、脅迫状態が後退、イラン側は沈静化、欧州勢が調停に乗り出し、相互訪問やキスの応酬となり、何事も無かったかの如くに米国側も静まる。すると突然事態は最初の状態に戻り、その後、再び第二の状態が復活する。この繰り返しが続く。

 『起こり得ない3事態』
 イランの核開発問題を理解するに当たり、以下の3事態は起こり得ないことを押さえておく必要がある。

(1)戦争勃発の可能性は無い
 当事国同士が戦争をすることは全くありえない。その理由は、どちら側にも軍事対決する利益が無いだけでなく、双方が戦争になるぞと脅すのは、政治や戦略の世界で見られる、単に「闘争-対話」形式に過ぎないからだ。事実は、米国側もイラン側も戦争ゲームには真剣ではない。毎度両国が脅迫の矛を収めてきた過去があるからこのような主張をするのではなく、以下の4要因があるのだ。

 1)両国間には議論の余地無く、アラブ・イスラム地域へのそれぞれの戦略に関して、共通の利害がある。それを最も正直に表しているのが、イランのムハンマド・ハタミ大統領やムハンマド・アブタヒーが繰り返した次の宣伝文句だ。「イランの役割と支援が無ければ、米国はアフガニスタンとイラクの侵略、占領を出来なかったであろう」

 2)米国は、強いイランの役割が少なくとも現段階では、この地帯に求められていると考えている。米国の戦略は、この地域の諸国、特に湾岸地方の解体であるとするなら、イランの役割は、イランの存在が他国をシーア派政権に変えるモデルであるからだけでなく、例えばイラクのように、同じ方向(シーア派化)に他国を誘発し、イランの役割増大は、この地域の各地のシーア派の願望や力を増すことにつながるので、極めて重要である。

 3)米国は現在及び近い将来において、対イラン戦争に突入する能力を実質的に持っていない。米軍に於ける予備役軍の状態や、世界中の米軍再編、イラクやアフガニスタンの状況、北朝鮮などの状態など、理由は幾つも挙げられる。

 4)イランを変革させる米国の戦略は、イラクの場合のように外部からの軍事侵攻ではなく、内部からの自動的な変革に期待しているのだ。

(2)核問題だけで米国とイランが対立することはありえない
イランと米国の関係はイランの核問題だけで判断せず、両国間の諸般の問題を考慮して総合的に読み解く必要がある。両国間には次のような対立点がある。

 1)イラクに関して、「同盟-闘争」原則に基づく対立。
 イラク占領後、イラク国内の利益の分配を巡り闘争が起きている。核問題を巡り対立が激化した時期と沈静化した時期を観察すると、イラクで起きていることの影響を受けていることが見て取れる。

 2)カスピ海の石油とイランに隣接するイスラム諸国への覇権を巡る対立。
 公式的にはイランと他国間の問題であるが、カスピ海の石油を巡る闘争は、米国の企業群とイランとの支配権の奪い合いというのが事実だ。

 3)イランの石油を巡り両国は綱引きをしている。
 イラク、リビア、スーダンなどの世界の石油資源を支配したい米国の計画を背景に、イランの石油が、欧州や中国、インド、果ては日本にまで、渡らせないためだ。

(3)米国とイランの闘争は、米国とイラクとの闘争様式と同一であるとはあり得ない。
 イランと米国との闘争は、利益を巡りる争いで、将来を決する闘争ではない。言い換えれば、押したり引いたりが可能か、それに立脚しており、負ければ全てを失うような争いではない。

 周辺諸国の中でもイランの体制が異なっていることだけでなく、全てのイランの闘争史もそのことを物語っている。例えば、イスラエル空軍が稼動開始前のイラクの核施設を空爆した時、シャロン(現首相)と同様にイスラエルの最も過激な司令官は、「我が軍がイランの核施設を破壊することはない」と言ったが、それが起こり得ないことを意味しない。

 一方、イラクに対しては、査察チームにより全ての大量破壊兵器が破壊された後ですら、水も漏らさぬ経済封鎖が敷かれ、イラク侵攻、占領、権力体制の打倒、その後、厳密にはスンナ派に対して最も非道な罪業が行われたのだ。米国はイランに対しては現在、家出息子のように見ている。つまり、圧力と交渉によって、生活様式を変えさせれば、家に連れ戻せると。

【以下、イランゲームの米国以外のプレーヤーたち、核問題の本質、核問題の行方は後編へ】
http://www.islammemo.cc/taqrer/one_news.asp?IDnews=439
*******
【短報】
*駐イラクロシア大使が13日ナジャフでムクタダ・サドルと会見 開戦後初めて アンバール州の族長連も近く大使と会談予定 「AP」 【ロシア外交が始動か?】

*サウジアラビアの政府に近い著述家が親米政策とアラブ諸国との断絶を唱え、クドゥス・プレスが「サウジアラビア(サウド家のアラビア)王国をサウドアメリカ王国と改名したら」と痛罵 【大中東構想が進行中】

*イラク軍が単独で抵抗勢力に立ち向かうには数年必要 「NYT」

*イラク抵抗勢力が爆発物改良で米国が憂慮 「NYT」

*サダム・フセインの弁護団長ジヤード・ハサーウィナと同じく米人弁護士クリツ・デブラーが衝突 「qp」

*チュニジアの女性たちが米占領下のイラク女性拘留者への支援団体設立 「qp」

*ブッシュにも上げた米国務省機密報告書:米国防総省の支援と支持の下にモサドがイラク人核研究者350人と大学教授200人を殺害 なお殺害目標は千人以上 「エジプトのエル・オスブー」

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗
「サマーワの日本軍基地に迫撃砲弾4発が着弾 被害不明」
「ロバに乳牛と書いて貼り付ければ乳牛になるのか? 多国籍軍をサドルが嘲笑」
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クルド人がイラク南部の分離を支援 快楽市場と石油が主財源

الأكراد يدعمون انفصال الجنوب / من موقع الكادر



 占領軍とその支持者たちが構想しているイラク南部の具体的な将来像が明らかになりつつある。10日付のイラク・パトロールはイラク共産党カーデル派のウェブサイトから引いてその一端を報じた。
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 イラクのジャラール・タラバーニ大統領は、バース党幹部から(傀儡政府に)寝返ったバーキル・ヤーシーンを大統領府の連邦問題担当顧問に任命した。この任命はバーキルの自治権を持つ南部連邦樹立努力への報奨措置だ。

 昨日南部3州(バスラ、イマーラ、ナーシリーヤ)の代表者の出席の下、バスラで開かれた南部地方自治会議の集会で、同会議の事務局長バーキル・ヤーシーン氏は、「タラバーニ大統領は、イラク南部に自主独立した地方を樹立する計画を強力に支援すると語った」と発表した。

 消息筋によるとバーキル・ヤーシーンは、アルモアデ朝(アルモラービデ朝を倒して12-13世紀に北西アフリカ及びスペインを領有していたイスラム王朝)のような形態のバスラ国家の樹立を夢想している。バーキルはこの集会で、「イラク北部のクルディスタンを訪れたちころ、クルド人の同胞たちは私の努力を激励し、南部地方の連邦化計画に関する物的・精神的、政治的また情報面で大いに協力、支援する用意があるとの考えを伝え、実際に私は南部地方会議の活動費として6万ドルを受け取った」と語った。
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この記事にはムハンマド・シーミー氏の以下の解説が付記されている。

 提案されている南部連邦には、基本的に快楽マーケット(巡礼客相手の短期結婚)に依存する宗教的観光が主産業であるカルバラを首都とし、(シーア派のイスラム革命最高評議会の党首)ハキームの一味と(その管轄下の民兵組織の)バドル軍団が取り仕切る「中部地方」と、(シーア派のダーワ党党首)ジャーファリー首相のグループが仕切り、バスラを首都とする「南部地方」とがある。南部地方の財源は、米国やジャーファリー一味が飯の種にしている残りの屑どもに引き渡されることになる南部の石油だ。

 よって、アンバール州の住民が連邦制を受け入れるよう中部地方には猛烈な圧力が掛けられている。(イラク暫定統治評議会のメンバーであったスンナ派のイスラム党党首のモホセン・アブドルハミードが米軍に一時拘束された事件は、バドル軍団と傀儡警察の横暴から中部の住民を救出するとの計画を普及、宣伝するために、この(米国の)手先を(愛国者であるかのように)光り輝かせようとした芝居だ。

 未だに、彼らががなりたてる民主主義だの正義、平等という虚言を信じている者が居るだろうか?手先どもは、南部の一時的な自主独立無くしては死が待ち構えているとのたまう。無論イラクから独立することだが。しかし覚醒しているイラク人民が、勇敢なる抵抗勢力の手により、この計画を挫折させよう。
http://www.iraqpatrol.com/php/index.php?showtopic=10035
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【短報】
*独外相が自著で:イラク侵略でイスラエルとイランが最大の受益国 「im」

*米国外交団や軍人がイラク抵抗勢力と間接的に会談 「ガーディアン」

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗
「コーラン冒涜記事は命による代償を招いた嘘? 戦争宣伝に協力する米国のマスメディア」
「【後編】イラクの米軍の都市撤退計画は都市を血の海にする陰謀 イラク南部に小型イラン国家樹立」
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イラクの米軍の都市撤退計画は都市を血の海にする陰謀 イラク南部に小型イラン国家樹立 【前編】

تحذير إيران وحكومة العراق : أدلة تفضح تمهيدكم لإعلان دولة صفوية مصغرة في جنوب العراق

 米軍がイラクの都市部から撤退するとの計画が米軍筋や政府関係者から流されているが、その狙いは何なのか? 7日付のデンマークから発信するアラビア語ネット紙、イラク・フォー・オールはイラク人の気鋭の政治活動家サミール・オベイド氏の分析を掲載した。
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 今年1月末に実施されたイラクの選挙で、各層のイラク社会が異議を唱える中、(イラクのシーア派)最高権威のシスターニ師の写真が選挙宣伝の道具として使われ、同時にファトワー(教令)が次から次へと出された。これはシーア派社会やシーア派宗教権威界において極めて異例な現象で、シーア派権威は、国家、臣民、社会が重大な危機に陥ったときにしかファトワーを発することはない。よって、シーア派権威界が用意されたファトワーを週に1-2本も出し、数時間後に否定するとは信じられない事態だ。

 実は、このようなファトワーを頻発したのは、シーア派権威界の責任ではなく、我利我利亡者であることがはっきりした新米政治家たちが、権威界を無視して発布し、世界中の物笑いの種になったことなのだ。

 現在起きていることは、シーア派権威界とその歴史を貶めるために、米国を首領としシオニストと国際的な諸勢力との陰謀である。彼らはイラクに、中でもバスラやナジャフ、カルバラに、不和と恐怖を持ち込んだ。権威界が後退した時に、バスラの破壊が始まった。

 米軍が都市の中心部から撤退しても、イラク人民のためにはならず、政府の業績にもならない。撤退決定は米国人自身が考えつき、最近バグダードを訪問したライス米国務長官がジャーファリー首相に通告したものなのだから。

 (バグダードで武装勢力を一掃するために4万人のイラク軍を投入した)「稲妻作戦」は、イラク政府への支持を米国から得るために米国人に示した駆け引きだ。特にライスが、「アラウィや政権をそっくり引き受ける用意がある一部の米国と同盟しているあなた方の後釜の代わりが幾らでも居る」と脅かしたので、なお更何かする必要があったのだ。

 他面、都市の中心部から撤退するというのは米国の汚い計画で、そのことを私は以前に書いたし、西側のアナリストやアラブの外交団からも同じ話を耳にした。旧アラウィ政権の関係者も同意見だ。すなわち、撤退はジャーファリー政府とそれと同盟するイスラム諸勢力を来るべき死の泥沼に沈める作戦の序曲なのだ。

 ジャーファリー政権は治安維持能力が無いということで、住民の罵声と怨嗟の声はジャーファリーとイスラム連立政権に向かうことになる。そうなれば、住民は治安維持に不可欠だとして米軍の帰還を要請することになる。これこそ占領軍と米国の狙いだ。

 米軍が都市へ帰還するとなれば、米国が次に試したいイラク人新顔政治家たちを保護するために、占領初期のような大規模なものになろう。占領軍の指示で動く内外の傭兵や占領同盟国、イラク周辺諸国に、ファーファリー政権とその全ての同盟勢力を死の泥沼に沈めるようにとの指令が近く下されるだろう。爆発事件や暗殺が引き起こされ、米国と一部の使い古したイラク人政治家とが事前に準備したニューフェースが登場することになる。

-- 以下後編へ --
http://www.iraq4allnews.dk/viewnews.php?id=87541

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗
「イラン軍がイラク国沿境いのクルド人に最大規模の空襲 各国のクルド人が複雑な動き」

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イタリアは3千億ドルの原油欲しさにイラクに参戦 伊国営テレビが暴露

سر صفقة 300 مليار دولار و 3000 جندي إيطالي

 過半数を超える国民の反対にもかかわらず、イタリアがイラクに3千人もの兵士を派遣している理由はイラクの原油であったことが明らかになった。6日付のイラク・パトロールがイタリアの国営テレビRAIが放映した特集から引いて伝えた。
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 イタリアの国営テレビ局RAIが、「3千億ドルの取引の秘密」と題して放映した20分間レポート番組は、3千人に達するイタリア軍兵士をイラクに派遣した真実を語っている。

 その目的は人道上のものではなく、3千億ドルに相当する原油取引を確保するためであった。またベルルスコーニ首相率いるイタリア政府が、イラクの派遣先としてナーシリーヤを選んだ理由は、イタリア・エネルギー社とイラクとの間に1997年に締結された取引を護るためであったと、レポートは明かしている。

 この超大型取引を護るために、イタリア軍が攻撃されたらナーシリーヤとその近郊地域を護り抜くようレポートは政府に勧告している。

 このイタリア企業と米国のガルフ・オイル社は、イラクの推定原油埋蔵量は、以前見積もられた1160億ドルよりも遥かに多い4千億バーレルであると確認している。つまりイラクは世界最大の産油国であると言うことだ。そのため、イタリアはイラクに、その中でも特にナーシリーヤに、3千人もの兵を派遣することに固執したのだ。
http://www.iraqpatrol.com/php/index.php?showtopic=9955
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 占領軍が撤退する事態に陥れば、イタリアの努力は水泡に帰し、全てを失うことになろう。
 イタリアでもこの程度の報道はする。自衛隊が住民宣撫工作と物資や米兵輸送を主任務としてイラクに戦争に派兵した理由は、参戦の見返りに、日本がイランのアザデガン油田を開発することに米国は反対しないとする日米密約があったとジャパン・タイムズが当時暴露したことはあるが、何処もフォローせず、ジャパン・タイムズの線香花火に終わってしまった。
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翻訳広場 http://www.efeel.to/msb/home/rsaito/arabdic/ に翻訳を待っている英文原稿が数本溜まっています。有志は時々覗いて下さい。

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗
「イラクでのイスラエルの活動は癌やエイズを広めるなど多様」
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イラク人の姿を歪め仕組まれた出来レースを放映するアラブの衛星放送

الفضائيات العربية وتشويه صورة الشعب العراقي

 識字率が比較的低いせいもあり、新聞よりもテレビの影響力が圧倒的に高いアラブ諸国で放映されている衛星テレビの実情はどんなものなのか? 2日付のイラク・パトロールはその一例を紹介している。
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 アラビア語の衛星テレビは、イラクの実情に関して討論形式で番組をよく組んでいる。中立性と公明性のためと称して討論には二人以上のゲストが招かれる。一方は占領軍やその傀儡政府反対派である。だが政府に反対する理由は、政府が(占領軍の)手先であるからではなく、イラクの全ての勢力を入れてないからというもの。相手側の戦列には、政府を支持し、(占領軍への武装)抵抗勢力をテロリストと見なして反対し、所謂平和的抵抗活動を唱える論者が加わる。討論では以下の諸点が明らかになる。

1)両陣営はテロリストを非難すると言う点で一致する。

2)両陣営は所謂「旧政権」を非難する点でも一致する。

3)意見が異なるのは抵抗勢力に対する視点で、一方は、「抵抗勢力とは占領に反対する合法的な抵抗活動だから支持するが、イラク警察官であれイラク軍であれ、無辜のイラク人を標的にすることには反対だ」と述べる。無論、警察も軍も占領軍兵士の警護を任務としてあり、占領軍自体よりも抵抗勢力にとって危険な存在であることを忘れているらしい。反対陣営は、「それはバース党員の残党によるテロ行為だ」と応酬する。「私はサダム・フセイン体制には最も強く反対してきたが、占領には同意できない」と来れば、「いや、国連決議があり、外国軍の駐留は国際的に合法性がある」とやり返す。

 そうこうするうちに、イラク人民は外国から来たか旧政権の残党などのテロリストに反対しているのだと納得させる電話が通常欧州か米国、イラク南部から入る。

 イラク人が勇を鼓舞してサダム・フセイン大統領やバース党を賞賛しようものなら、アナウンサーは「それはあなたの意見だ」と押し被せ、話す余裕を与えず、例えば「サダムは集団墓地事件を起こした」とか「彼が占領の原因を作った」とかまくし立て「時間が限られているから手短に」と押し切られてしまうのだ。

 私が語っているのはアルジャジーラやアルムスタキッラのような中立性と公明性を売り物にしている衛星テレビ局なのだ。いわんや、アルフッラとかアルアラビーヤのように米国支持がバレバレの衛星テレビ局においてをやである。

 この番組を見た他のアラブ人たちは、イラク人とは裏切り者と手先の集団で、全イラク人は自由と民主主義をもたらした占領軍を支持していると思うだろう。

 不思議なのは、このような衛星テレビは、イラク人以外のアラビア人には自由に話させ、イラク人が「イラクのことはほっといてくれ。サダムを支持した貴方方のせいで私たちはこんな目に遭っている」と応えていることだ。

 果たして、これはアラブ人が嫌いで米占領軍が好きだとすることで、イラク人をアラブ人が支援しないようにするための米国による報道政策なのか? それとも、アラブ民族に幸福をもたらす占領という考えをアラブ民族に再び受け入れさせるための米国の報道政策なのか? 恐らく正解は前者であろう。
http://www.iraqpatrol.com/php/index.php?showtopic=9873
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米国が如何にバース党と抵抗勢力を恐れ、その悪魔化と孤立化を図っているかが分かる。
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【短報】
*イラク駐留米軍、6歳の女児を拘束、ギネス記録を更新か
http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDnews=68050

*国際アムネスティー:米国は世界各地に秘密刑務所を運営 「im」

*イスラエルは警戒が厳重な大統領本人ではなくシリア大統領夫人の電子メールを盗読 「サンデー・タイムズ」

*イスラエルは世界で2番目の人身売買国家 「マアーレフ」

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗
「米国はイラク抵抗勢力の武装解除と手先の温存を条件に一旦撤退し再侵略を企画 」
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/  

米国はグアンタナモの受刑者を拷問で殺害し海洋投棄

دول أوربية تتهم أمريكا بإلقاء جثث معتقلين في جوانتانامو في البحر

 イラク駐留米軍は自軍の傭兵の遺体を黒いプラスチック袋に入れ砂漠や河川に投棄し始末してきたが、グアンタナモ刑務所の受刑者の遺体を海洋投棄しているとするフィクリーヤ・アハマド記者の署名入りの報告を3日付のサウジアラビアのアル・ワタン紙が伝えた。
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 ベルギーのブリュッセルの欧州治安筋は本紙に、欧州4国が「米国はキューバのグアンタナモの数十人の受刑者(欧州国籍者を含む)を殺害し、小型ボートで運び海洋に投棄し始末した。また殺害された受刑者の医療報告書も作成しなかった」と米国を非難したと明かした。 

 同筋は断言した。「これら欧州諸国の情報機関が、米国による戦争時にアフガニスタンに滞在していた欧州人や欧州国籍保有者の人数を照合したところ、行方不明者が居ることが判明した。彼らはアルカーイダやタリバンに所属しているとの容疑で逮捕され、グアンタナモに連行されていたのだ。情報を引き出すため激しい肉体的・精神的拷問が加えられたため、彼らは重傷を負った。治療のためと称し、受刑者仲間が見ている中を、彼らは牢獄から連れ出されたが、二度と牢獄に戻ることは無かった」

 「それぞれの国に引き渡された欧州人受刑者たちは、行方不明になった受刑者の名前を明かした。4国は米国にこれらの名前を突きつけたが、彼らに関しては何も知らず、グアンタナモの受刑者名簿に彼らは記載されていないと米国は強弁した」

 「米国は頑強にこの非難を否定し、次のような指摘をしただけだった。『一部の受刑者は自殺したか自殺を試みた。極少数が自殺が原因で死亡した。彼らには死亡証明書や医療報告書がある。彼らの大部分はアフガン人やアラブ戦士で、欧州人は居ない』」

 「治安専門家や人権団体のメンバーからなる欧州調査委員会がキューバの島を訪問し、この件を調査する申請を、米国は自国の主権と法律、対テロ安全保障措置への干渉であるとして拒否した。米国は人権団体の欧州委員会にのみ牢獄訪問を許可するかもしれない」
http://www.alwatan.com.sa/daily/2005-06-03/first_page/first_page04.htm
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米国の同盟国で検閲が厳しいサウジアラビアの新聞ですら、この程度の報道はする。

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗
「イラクの米軍が容疑者の身内女性の人質拘束容認法を制定」
「宗派対立の偏見に終始するニューヨークタイムズ、コラムニストに言おう
シーア派の指導者たち」
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/  

モリタニア警察、公道でベール着用の女性を死に至らしめる

السلطات الموريتانية تقتل امرأة لارتدائها النقاب في الشارع

 対テロ戦争という口実でイスラム粛清が続く北西アフリカのアラブ国家モリタニアでまた悲劇が起きた。3日付のイスラム・メモが独立系のモリタニア通信から引いて報じた。
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 モリタニアの警察官により殴打された直後、首都ヌアクショットの国立病院に運ばれた2日後に、ザイナブ・ビント・ユーソフさんは、昨夜息を引き取った。

 医師団によると事の顛末はこうだ。警察官が妊娠7ヶ月のザイナブさんが通りでベールを被っていることに抗議して殴りかかり流産させた。病院に担ぎ込まれ帝王切開手術をしたが、病状が悪化して死亡した。

 モリタニアの治安機関は、ザイナブさんへの暴行は、公道でのベール着用を禁止する国家の命令違反が理由であると発表していた。政府はベール着用を、アルカーイダの指令に従う行動だと見なしている。

 ザイナブさんが死亡する前に、パリに本部を置くモリタニア人権監視団体は、道路上での女性の拘束や襲撃を非難する声明を出した。
 http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDnews=67787
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多くのイスラム諸国では、政府による強引な反イスラム旋風が吹き荒れ、それに抵抗する民衆の反対運動が連日報道されている。

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗

「在米最強ユダヤ人圧力団体AIPACの2005会議がユダヤ、アラブ闘争の新時代の幕開け」
「シャロン首相:米国の戦いは、解放、自由と民主主義を目指すもの 戦争勃発時の演説」




http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/  

レバノンのパレスチナ難民を定住、追放する米国の計画 イラクのキリスト教徒をレバノンに移住

مشروع أمريكي لتوطين الفلسطينيين في لبنان

 米国の中東政策の一端が明瞭になってきた。1日付のパレスチナ情報センターや各通信社は、レバノンのパレスチナ難民を一掃するために、定住化か(他国へ)追放する米欧アラブの計画を伝えた。
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 複数の政界筋は、ワシントンやパリ、アラブ諸国などの多数の首都で検討が進んでいる計画を暴露した。
計画の目的は、定住化させ、一部を追放することで、レバノンの難民キャンプのパレスチナ人の存在を抹消することだ。これはイラクのキリスト教徒数十万人をレバノンに移すことに連携している。

 同筋によると、「レバノン軍が難民保護を確約する代償として、武器をレバノン軍に引き渡すようパレスチナ司令部に猛烈な圧力が掛けられている」という。

 「この難民に関する計画は、シリア軍のレバノン撤退完了後の、レバノンを狙う米国計画の第2段階である。第3段階は、レバノンのヒズブッラーの武装解除だ」
http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDnews=67602
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パレスチナ人の帰還権を認めないための措置であろう。レバノンの混乱は避けられない。
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【短報】
*イラク商務省、食糧と生活必需物資の6月分の配給量を減らす  市民の声 「1週間しか持たない。残り3週間は民主主義のグリルで凌げと言うのか」 「完全撤廃へ向けての措置か」
「 I believe the Iraqis who celebrated the fall of Baghdad and the emoval of it's legitimate Government, are deserve what they are now facing with With shortage of food supply, non security and the worst
the criminal Bush's soldiers shoes on their heads and on the heads of so called new Iraq leaders,
I CAN SAY VIVA DEMOCRACY AND FREEDOM」 
http://www.iraqpatrol.com/php/index.php?showtopic=9846 

*イラクはイスラエルにとってアラブ最大の貿易国に 66イスラエル企業がイラク(特に米軍への物資)に輸出 「イスラエル放送」  イスラエル企業はイラクで建設請負、治安、食糧・治安・電子機器輸出に従事
ヨルダン経由で輸出している模様  http://www.iraqpatrol.com/php/index.php?showtopic=9858
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サマワで被爆した米駐留軍兵士、テレビで告発  2004/4/3 「暗いニュースリンク」
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/04/post_3.html

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗
「イラク軍筋:日本軍基地に重迫撃砲4発着弾で日本人数人が死傷」
「10ヶ月間のイラク抵抗勢力の襲撃回数を15257回とする米国防総省の機密文書」
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/  
昨日 今日
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