アラブの声ブログ

「アラブの声ML」から極一部を抜粋、日欧米メディアが伝えない主にアラビア語のメディアからイラク問題を中心とするアラブ・イスラム世界の記事を抄訳し発信。リンクや商業目的以外の転載は自由です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

イラク人デモ隊、クウェートが作った鉄柵を破壊 謎深まるクウェートの意図 写真付き

أهالي أم قصر يهبون للتصدي لحرامية الجنوب

 クウェートがイラク領内に建設している鉄管の柵がイラク人によって撤去されたと26日付けのイスラム・メモが報じた。
---------
 25日に数百人のイラク人とクウェート軍との間でバスラの市境のオンム・カスル地区で勃発した事件を取材する本紙の通信員は、次のように伝えてきた。国境線から2キロイラク領に入った地点にクウェート軍が鉄管と砂のバリケードを築いたため、26日朝騒然としたデモが発生した。

 オンム・カスルの市議会議員ダウド・スレイマーンは「クウェート軍が銃口を住民に向け、イラク人を力づくで排除しようとし、住民を挑発した。殴られた者も居ることで事態に火がついた」。目撃者によると、クウェート治安軍の4人がデモ隊の投石で負傷したという。

 一方オンム・カスル市議会の一部の議員は、「この事件が悲惨な結果を招く」と警告した。

 一部のデモ参加者は「これ以上我々を切り裂かないでくれ。ここはイラクの土地だ」と書いたプラカードを掲げた。

 本日(26日)に、バスラ州当局はこの炎上している問題に関して声明を発表すると予想される。

 クウェート治安軍のイラク領進入とその占有に抗議するデモ隊は、この地域に住むスンナ派とシーア派のイラク人である。
http://www.iraqpatrol.com/php/index.php?showtopic=10943 写真5枚付き
-------
 26日付のミドル・イースト・オンラインによると、クウェートが鉄管を引いたのは、湾岸戦争でイラク軍がクウェート撤退後に国連とイラク、クウェート両政府が引いた国境線から50メートルほどイラク領内に入った場所だという。またクウェート治安軍の数は200人以上とのこと。クウェートの匿名高官は「鉄柵は両国の国境線を示す」と語った。クウェートの内相は25日、国境とその重要施設監視のために最新鋭のシステムを構築するよう治安当局に発令した。
http://www.middle-east-online.com/?id=32356 
-----
 一方、クウェートのアッライ・アルアーム紙とクウェート・タイムズ紙によると、クウェート国境警備当局は25日、関係国境警備事務所に「旧政権崩壊後、大量のスイカが爆発物や麻薬の密輸に利用されているとの情報があるため、イラク産スイカの流入を厳禁するよう」通告した。
--------
写真で見る限りパイプラインのようだが。スイカに麻薬を仕込むというのはあり得るにしても、爆発物とはどうも理解に苦しむが。単なる国境紛争を超えた何かが隠されているようだ。

【アラビア・ニュース】に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗  
* イラク・バース党:米軍は温存の新顔投入で「反米勢力支援活動」を密かに支援
* CIA副長官を団長とする停戦交渉団がバグダードでイラク人有力者や抵抗戦士と会談 『後編』
* イスラム・メモのアンケート結果7題 (6/25から7/21)
* クウェート軍がイラク南部に越境、制圧、送油管延長の工事中
http://groups.yahoo.co.jp/group/arabianews/ 
スポンサーサイト

CIA副長官を団長とする停戦交渉団がバグダードでイラク人有力者や抵抗戦士と会談 『前編』

تقرير أمريكي خطير وراء قرار بوش بالتفاوض مع المقاومين

 エジプトの高級政治週刊誌、エル・オスボーは、ムスターファ・バクリー編集長の署名入りで4日、CIAの副長官を団長とする9人の停戦交渉団がバグダードのグリーン・ゾーンでイラク人有力者や抵抗戦士たちと会談したと、その全容を特報した。この記事は各紙に転載された。
-------
 米国政府はこれまで一貫して「テロリスト」とは対話をしないと言い続けてきたが、最近米国政府の高官が「武装勢力」との対話を行ったことを認めた。ブッシュ大統領は最近の演説で、兵士の士気を上げようとして、勝利する可能性があると主張し、撤退時期の明示を避けた。

 だが事実は、米国政府の隠されている立場は、公表されているものとは異なる。本誌は政界の大物筋から、ブッシュに任命された米国代表団と抵抗勢力に近い筋の代表団とで5月2日にバグダードのグリーン・ゾーンで催された交渉の様子を示す情報を入手した。

『何故この時期に?』
 この極めて重大な情報によると、カール・レブン(発音不確か)上院議員が上院に提出した報告書が、議員団に衝撃を与えた。問題は大きくなり大統領自身にまで上げられた。目を通したブッシュは狼狽し、米国政府は公表を禁じている。

 報告書を作成した同議員は、「バクダードやアンバール州、モスルを初めとして戦闘地域を実際に何日も歩き回り、多数の将兵からの証言を得て作成した」と言う。以下報告書の主要部分を抜粋すると;

 死の恐怖から逃れるために数百人の兵士がイラク国外に脱走したが、イラクの米兵の間にこの動きが浸透し初めいずれ大難となるだろう。

 イラク人と外国人から成る専門宣教団が兵士たちを「ムハンマド」の宗教に勧誘しており、多数の米兵がイスラム教に入信した。入信兵の一部はイラク人女性との結婚を望み、任務を拒否するだけでなく、中には「テロリスト」のためにスパイ行為を働く者までおり、彼らの任務遂行能力への悪影響が危惧される。

 将校と兵士の関係は最悪な状態だ。「テロリスト」は統合し強力になり、現在では百万人が米軍とその同盟軍に対して武器を取っている。16万人のイラク兵ではイラク国内の治安を維持できない。正規軍相手なら軍事手段で決着を付けることも可能だが、大半がテロリストとなった民衆と対決するとなると話は異なる。

 イラクでの軍事的敗北により中東での民主主義実施プログラムは完全に破綻することになる。イラク人との関係で今取りうる最もよい選択は、来年前半までを限度に撤退の計画を立てることである。さもなければ、中東地域でのアメリカの将来の政治、経済政策に悪影響を及ぼすことになるだろう。イラクでの米軍の敗北はアラブの過激主義の穏健主義への勝利となり、同地域でのアメリカの影響力は消滅しよう。
 以上が報告書の概略である。

 『決着のない議論』
 ブッシュ大統領と治安責任者・軍幹部との会合後、米中央情報局(CIA)副長官を団長とする情報関係者など9人からなる抵抗勢力との交渉団が結成され、全員に抵抗勢力と必要な接触を直ちにとるよう命じられた。会談の予定日は6月4日、場所はバグダードのグリーン・ゾーン内と決められた。

 イラク側交渉団メンバーは、数人の大物実力者やスンナ派の抵抗戦士たちであった。米国が入手した情報はこのような人物が抵抗組織内で絶大な影響力を持つと示していたのだ。

 イラク側は、アラブ人や外国人の抵抗勢力、厳密にはザルカーウィのグループが交渉に加わるよう仲介する用意があると申し出たが、米側はこれを拒否し、少なくとも現段階では交渉相手はイラク側に限定すると固執した。米側はスンナ派イラク人との合意が成立すれば、外国人抵抗勢力はイラクを出国せざるを得なくなると考えていた。

 イラク側は交渉の初会合で、ブッシュ大統領に宛てたアブー・ムスアブ・ザルカーウィの手紙を米側に渡した。その中でザルカーウィは、「イラクで米国が勝利する余地は全くなく、殉教のために戦う敬虔な者たちの数は数百万に達している。彼らは米軍をイラクで殲滅した後に、ホワイトハウスまで押し寄せ、イラク人の血と名誉を奪った米国指導部の犯罪者を殺害するだろう」と記した。

★ 後編は『会談の経過』
http://www.elosboa.com/elosboa/issues/432/0401.asp

【アラビア・ニュース】に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗
* イラク抵抗勢力と米国との書簡 謝罪要求とサダムの復権、手先の引渡しが争点か 『後編』
* イラク侵攻後に急変したアラブ人の日本観 『後編』
* サマーワの部族長:日本軍の唯一の貢献は猫を食べ尽くしたこと 住民76%が駐留反対
* イラクの子供32人を爆殺したのは米軍か 目撃証言で明かるみに
* イラク軍軍曹が日本兵2人の死亡を証言 「イスラム・メモのサマーワ特集」
* 米国は事態打開の切り札にサダム元大統領の娘と間接接触中
* イラク軍軍曹が日本兵2人の死亡を証言 「イスラム・メモのサマーワ特集」
* 米兵もイラクの子供を盾に使用していることを認める
* サウジの駐米大使辞任は皇太子による軽視が理由か 王族間の対立が表面化へ
* イスラエルのモサドはイラクの抵抗勢力に偽装して襲撃を組織
* 稲妻作戦開始以来663人のスンナ派礼拝先導者と説教師がイラクで拘束
* シナイ半島保養地の爆破事件はイスラエルの犯行との噂がエジプトに流布した理由
  
http://groups.yahoo.co.jp/group/arabianews/ 

米占領当局設立の抵抗勢力を装う拉致、暗殺、爆破の特殊部隊がアラブ地域と欧州で活動

ニュース・サイト、モヒートが、705号記事「米占領軍、菓子で多数の子供を集め殺害し、抵抗勢力に罪を転嫁」の続きを報じた。
------
 パレスチナアル・マナール紙が首都バグダードの特別な情報源から入手したレポートによると、米軍と傭兵、イスラエルと他の諸国の専門家、クルド人民民兵、シーア派のバドル旅団、アラウィ(前首相)配下の犯罪集団、及びワフィーク・サマライとアハマド・チャラビのために働く別の犯罪集団から編成された犯罪専門細胞が存在する。

 これらの犯罪細胞はイラクの全土に展開し、5千人以上の構成員を擁し、米軍の将校連率いる合同司令部に従う。これらの細胞こそが特定の目的を達成するために、拉致や暗殺、爆破を実行しているのだ。特定の目的には、先ずイラク抵抗勢力とイラク人民闘争の誹謗や対立醸成、分派主義の扇動、更に米軍の被害を軽減するために、イラクに軍隊を派遣するようにとの米国の要請に、アラブ・イスラム諸国から同意を引き出すために圧力を行使することが挙げられる。 

幾つかのこれらの細胞は、最終的には米国とイスラエルの目標達成の助けになる破壊工作の実行を目的とし、サウジアラビア、シリア、ヨルダンといったイラクの近隣諸国へも浸透している。

 これらの細胞はイラクでお破壊工作決行後に イラク抵抗勢力の名を貶めるような様々な名称で犯行声明を出す。米国の諜報機関はアラブ・イスラム諸国にいる工作員を数々の宗教組織に潜入させ、大規模なテロ組織内部にイスラムを標語とする特別の細胞を作った。 

また、アラブ地域や欧州で破壊活動とテロリズムが実行に移されている米国の計画が存在することを、このレポートは明らかにしている。その狙いは、アラブ諸国にイラクに出兵させ米国率いる所謂「同盟軍」へ参加させることなどだ。

 同レポートはアブー・ムスアブ・ザルカーウィーと呼ばれる男は、イラク戦争初期に負傷し、米国が運営する収容所にいると考えている。一方消息筋によると、彼はその折死亡し、他の人々と共に砂漠に埋葬されたという。

 アメリカの諜報機関は、イラクや外国の諜報組織と協力し、彼の多くの部下の中に密偵を潜入させた。米国当局は傭兵やテロリストを用いて爆破や破壊工作を行い、ザルカーウィの組織、または所謂「メソポタミアのアルカーイダ組織」の仕業だと主張した。

 サウジアラビアやシリア、欧州諸国などで実行された多くの破壊工作は、米国の目的に適うよう企画されたものである。その実行部隊は米軍の傭兵を含む細胞分子だ。先日のバグダードでのエジプト外交官、イーハーブ・シャリーフ氏の誘拐・殺害はこれらの細胞が行った可能性もあると同レポートは考えている。

 これらの細胞は次に、占領によって多くのイラク人を苦しめている米軍の目的と権益に資する困難なテロを、イラク内外で行うだろう。また、米国の諜報機関は、30人以上の自爆志願者を擁す在欧組織内に情報提供者を持っている。自爆者に与えられた任務は、米国の政策に協力するこれら欧州諸国の首都を標的に対する自爆攻撃である。

http://us.moheet.com/asp/cunt_show.asp?lol=1577608
******
705号とほぼ重複して一括掲載した。パレスチナアル・マナール紙が情報源の模様。ロンドン爆破事件との関連は?
******
★ 本号以降の記事は「アラビア・ニュース」に掲載されます。カンパ提供者の方々も、ご面倒でも参加手続きをされ、その旨と登録メールアドレスを個メールで連絡していただかないと配信が出来ません。 7月20日以降も「アラブの声ML]は、管理人の承認を必要とせずに投稿が出来る設定にして、行事や意見の発表の場として継続します。
http://groups.yahoo.co.jp/group/arabianews/

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗

*イラク侵攻後に急変したアラブ人の日本観 『前編』
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/
-------
アラビア・ニュースに掲載された記事

*ロンドン爆破を命令したのはトニー・ブレア  『後編』
*イラク抵抗勢力と米国との書簡 謝罪要求とサダムの復権、手先の引渡しが争点か 『後編』
http://groups.yahoo.co.jp/group/arabianews/

ロンドン爆破を命令したのはトニー・ブレア 『前編』

MI6元工作員:大手メディアは内部の犯行だという重要な証拠に目をつぶっている

ドイツ、フランクフルト在、マイケル・ジェームズ 2005年7月10日
----------
 グリーンイーグルズ・ホテルで、ぐっすり眠った後、トニー・ブレアはいらいらしたように腕時計を一目見て、ロンドン交通機関の爆破が予定通りに起きるかどうか懸念していた。ロンドン警視総監サー・イアン・ブレアと、MI5の親玉エリザ・マニンガム-ブラーは、しっかり情報を伝えると約束してくれていた。そしてジャック・ストローは、イスラエルはなだめておいたと知らせてくれた。

 ブレアはドレッサーの鏡に映る自分をちらりと見て、みなりを確かめた。イメージ・アドバイザーのキャロルが、ブッシュ大統領の隣に座る時には、あまりいい気になってしゃべりまくらないようと言っていた。「ウインストン・チャーチル風が過ぎますよ。」彼女は辛辣にいった。「人を殺すのは昨日の話。飢えたアフリカ人とレイン・フォレストが、今日の問題です。」もちろん、殺人については彼女は間違っている。善良なキャプラン夫人は、彼の通過儀礼を、少なくとも兄弟団的な意味のそれを決して理解すまい。にもかかわらず、彼は何かを気にしていた。

諜報組織は、厳密にイギリスの問題だと考えている事に対して、モサドが歓迎されざる介入をしてきたので、すっかり不意をつかれた。それがなければ、共謀しているはずの印刷メディアの一面で、「イスラエルは攻撃の二日前にブレアに警告していた」というような見出しが踊ることだけは、どんなことをしても防がねばならなかった。ビヌヤミン・ネタニヤフは、記者会見準備を進め、最初の爆発の後ですぐにスコットランド・ヤードによって「助言」されたことにするだろう。もしもMI5が通勤する人々への攻撃をぐずぐずするようなら、スコットランド・ヤードが事前に警告したと主張するしか選択肢はなかったろうし、ブレア政権は、イギリスの人々が、あからさまなおかしさに気がつかないでいることを願うしかなかったろう。

ロンドンでは、ネタニヤフが治安対策手順を破ってホテルの窓の外を用心深く見守っていた。盗み獲った国の正当な権利をもった人々に対する世界中の怒りを引き起こすために、イスラエル国民に対するテロ攻撃に資金提供し、組織化するのを手助けしてきた自分の長年の経験を振り返りなが、失敗はおきるもので、事が切迫すると幹部職員もうっかり口が滑らせるものだということを考えていた。報道機関の報道は、文句を言ったらすぐに変わるべきだし、世界中が「アル・カイダ、アル・カイダ、アル・カイダ」の大合唱だけを聞くようになるまで、音量はあげておかなければならないのだ。前はうまく行ったし、またうまく行くだろう。異教徒は、アメリカ人であれイギリス人であれ、またもや鼻面を引き回されて事件にかかわる公式版説明を信じ込まされるのだろう。ビヌヤミンは心中くすくす笑ったエリザ・マニンガム-ブラーがでっちあげのテロ集団のために選んだ。馬鹿馬鹿しい「ヨーロッパにあるアル・カイダ組織の秘密グループ」という文句は、マニンガム-ブラーは子供時代にエニド・ブライトンの「名高い五人」やら「秘密の七人」の類の冒険小説だけ読んですごしたのではあるまいかと彼には思えた。そう、そうなのだ、七月七日の秘密の七人だ。なんとぴったりくることか。何とカバラ密教的なことか。

ともかくイギリスは、MI6の渉外係りのセリフによれば、攻撃に「アル・カイダの本当のかおり」を持たせるために、彼が重要なセミナーをする予定だった会場近くでの爆破を主張したのだ。リヴァプール通りの爆破であれば、前ニューヨーク市知事のルディ・ジュリアーニが宿泊していたホテルを吹き飛ばしていたかも知れない。オンタリオの知事、ダルトン・マックギンティも爆心地近くにいた。イギリス政府と金蔓、ロンドン・シティのフリーメーソンアメリカ人やカナダ人にたいしてメッセージを送っていたのだ。「我々は今やテロ・ゲームの支配権を取り戻した。今度はイギリスは本気だ。」と。

だが時計は時を刻み続けているのに、依然として何の連絡もない。「神よ」ネタニャフは静かに唸った。「無知な異教徒と、連中の、のろまなやり方から、我々を救いたまえ」
午前8時40分、「狂犬」スペンサーは、アルドゲート/リヴァプール・ストリート駅行き地下鉄の三両目に乗り込んだ。きたならしいプラスチック・バッグの中にいれたパッケージを残して、自分とタイマーにつながれた強力な十ポンドの爆薬の間に十分な距離を置くようにするには、ほとんど時間がないことを知っていた。ラテックスゴム処置のおかげで、落ちぶれたような表情になっていたが、それがかゆくなり始めていた。カーブルで古いMI6の友人、クライヴ・ニューウエルと一緒にやっていた頃だったら、そんな不具合など、どうということはなかったはずだった。当時はアメリカでの暗号名「ティム・オスマン」として知られていた伝説的なCIA要員、オサマ・ビン・ラディンと引き合わせてくれたのもニューウエルだった。それも昔のことだ。バンク・オブ・クレジット・アンド・コマース・インターナショナルによる特別待遇で、ロンドンから資金援助を受けていた人工的なイスラム教テロ集団と背中あわせにソ連と戦っていたのだ。

スペンサーは、クライヴがオサマを「俺達の赤ん坊」と呼んでちやほやしていたのと、駆け出しのアル・カイダ集団を、それに相応しい場所で活用するというイギリスの権利に対するCIAの不当な侵入に対する彼の怒りを覚えている。結局イギリスは、帝国統治継続に対する反対勢力としての親米派アラブ・ナショナリズムを破壊するというはっきりした目的と、世界で最も急速に成長している宗教を辱める方法として、オカルト的なムスリム同胞団を1920年代にエジプトで作り出していた。2001年9月11日アメリカはその傲慢さの報いを受けた。ブッシュ政権は意図的に、モサドとイギリスSASの傭兵機関を含めあらゆる来訪者に対して門戸を開きっぱなしだったのだが。ブッシュは望むものを手に入れた。今や我々の番だ。

もしも、"J-boy"にテレパシー能力があったならば、彼は疑いなくスペンサーの思考を共有していたに違いない。二人は古い友人で、非常によく似た仕事をしてきていた。J-boyは、南行きピカデリー線地下鉄の通勤客達の顔をざっと眺めた。連中は三分したら皆死んでいるのだ、と彼は考えた。しかし、これも皆女王と国の為になるのだし、トニーは新しいまっさらの国民証明カードを手にするだろう。その手段が「殺し」なのは残念なことだが、IRAが北アイルランドやイギリス本土でテロリストの残虐行為を実行するのを手伝った長年の経験から、予防的なやりかただけが、政治的に良い結果を生むことが分かっていた。

1974年のバーミンガム・パブ爆破事件。そう、あれも我々の仕事だった。六人の無罪のアイルランド人が刑務所に送られた。だがそれだけでは終わらなかった。J-boyの仕事は、一匹狼のゴードン・カーの元で働いた時から、本格的に面白くなったのだ。DET第14諜報班の工作員として、J-boyはMI5とSASに要求されるまま、立場を頻繁に変えて、共和国軍の人間もロイヤリストも殺害した。年金受給者フランシスコ・ノタラントニオ殺害はJ-boyにとって最高の瞬間だった。それは、民間人が多数死亡する爆破とは対照的に、アイルランドとイギリスにおける、それ以前のどのMI5の暗殺とも比較にならない程の策略が必要だったからだ。サー・ジョン・スチーヴンズが、MI5の彼を殺そうとする工作にもかかわらず、とうとうお楽しみを終わらせた。しかしそれでも、女王の政府は報道機関がそれ以上の名前を明らかにすることを禁じて時間を稼いだ。今どきは、もう検閲は不要だ。大手メディアの連中は自己検閲をしてくれるからだ。朝飯前の仕事だ。

J-boyは荷物を両足の間をうまく滑らせ、ゆっくりとそれを連結部の二重ドア前の立ち席の隅に滑りこませた。電車が駅に到着した時、J-boyは消えた。爆破が21人の「無駄飯ぐらい」の生命を奪い、少なくとも百人の生存者を残りの人生、重要な体の部分を失ったままにする前に、人混みの中に紛れて迅速に脱出した。

J-boyが、MI5のアジトに向かうためアストラ・カブリオの後部座席に消えたころ、トニー・ブレアは微笑みを浮かべてグレンイーグルズ・ホテルのロビーに入った。彼は、最初の三つの爆弾が、わずか数秒の差で爆破したことを知っていた。頭の中で前の晩に準備したセリフをざっとおさらいした。戦時の電撃戦や屈することのないロンドン子の勇気に触れて、何かチャーチル的は発言をする予定だ。それは勇敢で挑戦的なスピーチになるはずだ。誰も爆破が彼自身の工作であるとは疑うまい。それでも、その時までは、ジョナサン・パウエル或いはイアン・グリーソンが彼に対して公式に報告するまで、知らんぷりをしなければならないのだ。パウエルが事前には知らされていなかったのを知っていたが、ジョン・スカーレットがこの件について通報すれば、彼も間もなく十分に知らされるだろう。

ロンドン警視総監のサー・イアン・ブレアは、爆破の話を聞いたときに、驚いたようにみえるように気をつかった。鉄道公安官は、事前の予習で合意した通り、報道機関に対して説明のつかない電圧の急激な変化についてブリーフィングしていた。そのような説明の理由づけは、言われているところのパニックを最小化する必要性と、爆弾がこれから爆発するはずの場所での負傷者数を最大化する、という都合の良い結論に基づくものだ。MI5はサー・イアンには、彼を敏感にしておくという狙いから、計画していた爆発の数について、あえて極めて意図的に偽りの情報を伝えていた。これほど大変に複雑な作戦を、イギリスの首脳、スコットランド・ヤードや諜報組織の連中が知っていたというのは初めてのことだった。実際、偶然に漏れてしまう可能性を考えれば、その規模と大胆さは前例の無い物だった。

サー・イアンはいらいらしていたが、それも当然だった。彼は全ての携帯電話サービスを停止したかったのだが、エリザ・マニンガム-ブラーとトニー・ブレアの二人に退けられており、ブレアは「通勤する人々には攻撃の恐ろしさをデジタル記録する機会が与えられるべきだ」。そう、マドリッド爆破は携帯電話で起爆されたという周知の事実からして、サー・イアンは、ジャーナリストが、なぜサービスの運用継続が許されたか知りたがることが分かっていたのだ。対応は大変な仕事になるだろう。彼は、もちろん、タイマーで爆薬を起爆したことをずっと前から知っていたなどとはいうことはできない。彼はただジャーナリスト連中が、この決定的証拠を見逃して、編集者達が彼らに繰り返すよう主張するはずのマントラを信じ込んでくれるのを願うしかかいのだ。「アル・カイダ、アル・カイダ、アル・カイダ」。サー・イアンは深呼吸し、悪事を徹底的に調査するジャーナリズムを過去のものにしてくれたことに対して、心の中のモレク神(フェニキア人が子供を人身御供にして祭った=大量の人身御供を求める神)に静かに礼をいった。

エリザ・マニンガム-ブラーは、自分の歩みにバネが効いているように感じていた。これは、彼女が多数の無辜の人々の殺戮への参加を許された初めての機会だったのだ。イギリスにとってそれは偉大な日だった。これはつまり、彼女とジョン・スカーレットが、クリントンの象徴的なタリバンに対する懲罰的な巡行ミサイル攻撃の後、CIAに寝返ったアル・カイダや他の全てのテロ行動をする隠れ蓑組織に対する完全な指揮権を取り戻せることを意味している。エリザも、組織の中をかたづけてきていた。オサマに対してなされた支払いに対して内部告発したデヴィッド・シェイラーズのような連中はもはやいなくなっていた。イギリスで訓練し、資金援助した、作法が申し分なく、熱心に女王を思う、親英・反米紳士テロリスト、アブ・カタダを、彼女が庇護していることを暴き出そうとするような企みはもうあるまい。

K部門では、既にスペンサーとJ-boyは二人とも無事で、結果報告中であることを確認した。エッジウエア・ロードの爆破も成功したので、シンプソンも遅からずやってくるだろう。あと残っているのは、グリーン・イーグル、ロートンとペティグルーだけだ。ブレアは、完全に情報を知らされており、彼女は一人で会議電話に出ることになるだろう。偽のアル・カイダのウエブ・サイト問題が依然として残っている。DNSは、依然として、アメリカ、メリーランドのインターネット・サービス・プロバイダーを示していた。イスラエル人の研修生は、流暢なペルシャ語と古典アラビア語を話すある当直警官によると、文法でひどいへまをやらかし、コーランから選んだ一節(アーヤ)の引用を間違えた。MSNBC TVの通訳ヤコブ・ケリャクは、既に、アル・カイダだったら決して声明を世俗的なウェブ・サイトには投稿すまいし、犯行声明にはうっかり秘密を明かすような間違えがあると言っていた。全ていんちきだと彼は嘲った。「これはアル・カイダのやるようなことではない」と言ったのだ。

エリザは、完全主義者で、明らかにCIAの手製とわかるインチキなアル・カイダPR画像と音声を最初は笑い飛ばしたのだが、自分たちの仕事の標準以下の出来映えには大満足というわけではなかった。報道機関はそれでも、脅して服従させられるし、オンライン・ブロッガー達は、気のふれた陰謀説論者として片づけられるだろうし、ウエブ・サイトはお役目を果たしたらすぐ消せばよい。彼女は、「手がかり」を埋め込んで、地下鉄駅での法医学上「証拠」を歪曲する役割を振り付けられた、にわか仕立てのチームが、いつわりのイスラム教過激派をでっちあげる上でずっとうまい仕事をしてくれるように願うしかなかった。だが、おや、コーランを満載したミニバンやら、不思議なことに無事のアラブ人パスポート類が、爆心で見つかったりはしないようだ。マニンガム-ブラーは、ブッシュ政権の鈍感な不器用さを小馬鹿にして、コーヒー・カップに向かってくすくす笑いした。イギリスのテロリズムには、いつだって高級感が漂っているのだ。

http://bellaciao.org/en/article.php3?id_article=6922
上記URLに多数の参考文献リストあり
------
最近偶然読んだ「ニューヨーク大聖堂」という古典ミステリーの分厚い文庫本二冊。アイルランドのテロとイギリス情報部の関係があって、おすすめ。
-------
上記は goose さんの労訳とコメントです。全ての人を永久に騙し続けることは出来ない。

【著者紹介】Michael James is a British freelance journalist and translator,resident in Germany for almost 13 years. Permission to republish hiswork in any media is freelygranted.

http://www.indymedia.org.uk/en/2005/07/317864.html

****
短報】
*インド北部(下記地図参照)の先祖がユダヤ人と称する民族が住む地域にイスラエル人が殺到、麻薬売買で巨富を築き主人面 第二のイスラエル建設か? 「ヒンドスタン・タイムズ」
http://www.islamonline.net/Arabic/news/2005-07/16/article04.shtml

【カンパを頂いた方々にお知らせ】
 7月20日から記事の配信は「アラビア・ニュース」に移行しますが、配信を受けるには下記URLから参加手続きが必要です。手続き完了後に配信先アドレスとカンパされた金額を個メールでお知らせ下さい。倍の期間無料で配信致します。

http://groups.yahoo.co.jp/group/arabianews/

アラブの声ML に掲載された個の他の記事  齊藤力二朗
* イラクに初の対占領軍クルド人武装抵抗勢力が誕生 韓国軍を威嚇
* イラクのシーア派がバスラで反政府大規模デモ シーア派に亀裂
* 米国議会、ブッシュにイラクを撤退するよう警告 サラーフ・アル・モフタール
* 米の犯罪専門特殊部隊SEALがサハラ砂漠に向かうのはなぜか?
* イラク治安軍とバドル旅団が拉致、殺害したイラク人の凄惨な拷問写真
* イラク自爆攻撃で子供多数が死亡 情報操作の影
* 米占領軍、菓子で多数の子供を集め殺害し、抵抗勢力に罪を転嫁
* アルジャジーラ・ネット読者のアンケート 10題 期間6月18日から7月14日
* 占領軍撤退時イラク南部へのイラン軍事介入を欧州が危惧
* アラウィが抵抗勢力に資金提供?

http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/

イラク抵抗勢力と米国との書簡 謝罪要求とサダムの復権、手先の引渡しが争点か 『前編』

رسالتان متبادلتان بين المقاومة وأمريكا

9日付のバスラ・ネットはヨーロッパとアラブの仲介者を通じて、イラク抵抗勢力と米国家安全保障評議会との間に交わされたとされる書簡の抜粋を公表した。
-------
 『米国国家安全保障評議会のG.H発信』

 あなた方の条件を厳密に検討し、明確な結論に到達した。すなわち、これは6ヶ月前に仲介者から受け取った条件と、我々の関心を惹く「我が軍の撤退開始時にイラクの政党の関係者や指導者のイラク出国禁止」条件が追加されたほかは、全く同一である。我々は原則的に、この条件を拒否しないし、我々は強く留保はするが、恐らく我々が受け入れる包括取引の一部となろう。

 我々が気付いた最も重要な点は、補償金支払いに加えて、米国がイラク人民とあなた方の表現である(その正統な指導者たち)にに謝罪せよとの条件である。単純に言おう。「いかなる代償を払っても謝罪はない」。何故ならそれは、少なくとも理論上は、我々を法的尋問(裁判)に屈服(召喚)を強いる重大な一歩であるからだ。

 謝罪要求は無理であり、特に報道機関には秘密にされた両者間に交わされた内容の一部をあなた方がリークし始めた状況で、世界世論のレベルであなた方の立場を強化することに加えて、あなた方は書簡の交換、いや恐らく双方の要求事項に合意したら今後相互の交渉を、時間稼ぎと我々の弱点を発見するための道具として使おうとしているとのメッセージを我々に与えているのだと、はあなた方に知ってもらいたい。

 我々は完全撤退と補償、イラクの復興という要求事項を受け入れた。これはイラク撤退計画に関して我々が真剣にあなた方との協議を望んでいることを示す決定的な証拠である。よって、あなた方が謝罪条件を取り下げることであなた方の真剣な要望を示してほしい。

 3部のリストに名前が列挙された我々の協力者の引渡し要求に戻ろう。我々は、彼らの大部分が我々にとって重荷になっているか、イラクとバース党、サダム・フセインとその人民及びアルカーイダとの関係について我々に虚偽情報を与えたことで処罰に値すると確信していることを我々は隠さない。従って、我々には彼らの手を切る利益がある。だがそれを行うには、我々が指定する時期に、我々が選択する方法でだ。

 我々の考えでは、名簿には2種類の我々の協力者が含まれている。ハキームやジャーファリー(それぞれシーア派政党の党首)のイランのグループに関しては、イラクを解放するに当たり多大なる貢献をしたと考えているが、政権が引き渡された後でさえ、治安確保が出来なかった。アラウィやチャラビーのグループは事情が異なり、イラクで我々が収集した情報によると、この二人はイラク国内に多数の支持者がいると主張しているが、何の影響力も尊敬も受けていない。

 いずれにしても包括的取引に到達するまでは、我々が彼らに対して出来ることで過剰な期待をしないでほしい。我々は彼らを頼りにしているのだ。あなた方は現在彼らを一掃しようとしているが、我々には受け容れられないことだ。そこで彼らの行く末はあなた方との取引締結の成功に掛かっていると強調する。

 取引の2大柱を率直に言おう。一つは、我々はサダム・フセインが大統領に復権するのは絶対に耐えられない。そうなれば、我々がイラクで敗北したとする世論を認めることになるからだ。彼を最高権威か、最高の政治指導者にするのは可能だが、大統領は駄目だ。

 二つ目の柱は、重要な石油契約とイラクの復興事業の他の諸契約を我々に与えることだ。この要求に合意することで、我々はイラクで敗北したのではなく勝利したと強調出来るようになる。従って、他の点ではあなた方の要望を協議する用意はあるが、前述の2点は絶対に譲れない。

 最後に尋ねたい。あなた方はこれまでの書簡で、撤退時には彼ら(米国の手先)を国外に連れ出すよう我々に求めていたのに、今何故彼らの引渡しに固執するのか?

【以下後編は、『抵抗勢力の回答』と、この記事の出所】 
http://www.albasrah.net/ar_articles_2005/0705/muqaw_090705.htm
********
【参考記事】
英軍10月にムサンナ撤退か 大衆紙が秘密文書報道

 【ロンドン10日共同】10日付の英大衆日曜紙メール・オン・サンデーは、英国防省が、陸上自衛隊の宿営地があるイラク南部サマワを含むムサンナ州の治安権限を10月にイラク側に移譲し、撤退することを強く望んでいるとの秘密文書を掲載した。
 文書にはリード国防相が署名し、英軍が撤退すれば「日本の自衛隊も残りたがらないだろう」と言及。米国が2006年初めまでにイラク18州のうち14州で治安権限を移譲、米軍を中心とする約17万6000人の多国籍軍を6万6000人に削減することを計画しているとも記しているという。
 国防相は同紙に対し「さまざまなシナリオを扱った数ある文書の一つにすぎない。必要とされる限りイラクに駐留するというのがわれわれの計画だ」とコメントした。
(共同通信) - 7月10日11時36分更新
******
【短報】
*武装勢力、イラク空手連盟のアリー・シャーキル会長をバグダード南方のラティーフィーヤで拉致 同連盟は傀儡政府に従属する組織と見なされている 「AP」

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗

「サマーワでシーア派権威が教令発布 メッカの聖域で母親と姦通、占領軍と戦う者を神は聖職者より愛でる」
「イランが米国との秘密協定を破り湾岸進出で米国が狼狽、欧州が介入 イラク抵抗統合組織が声明」
「イラクのサーレヒーヤ警察署長暗殺ビデオ」
「イラクの韓国軍基地に迫撃弾6発、数人が死傷 米軍ヘリが初の救援出動」
「サマーワの日本軍基地に迫撃弾6発」
「イスラム法学者機構:米軍がイラク人拘束者に爆弾を巻きつけ爆破」
「米司法相などのバグダード緊急訪問の理由は複数の米高級将官拉致」
「ビデオ イラクでの米国犯罪、民主主義を忘れるな」
「グリーン・ゾーンの大火災でバース党撲滅委員会の書類が全焼」
「ビデオ バグダード南方のユースフィーヤで米軍ハンビー爆破、米兵4人死亡」
「谷川外務副大臣:サマーワの状況は悪化する」
「ロンドン警察が在英イスラエル大使館に爆発前に警告」
「米軍将官拉致でヨルダン在住イラク人手先に恐慌走る」
「ザルカーウィが結成した組織は「オマル旅団」ではなく「モサド旅団」」
「ロンドン連続爆弾事件で、「貧困撲滅」から「テロ撲滅」に書き換えられたG8」
「サマーワの日本軍基地へロケット、迫撃弾の猛攻で数人の死傷者 通訳とイラク軍が断言」
「およそ9千人の米軍兵士が死亡? 生存者の方々から情報を求める全国的呼びかけ」
「統一イラク同盟がバース党撲滅委員会の書類焼失を認める」
「英国、ロンドン爆破事件調査へのイスラエルの協力提案を拒否」
「ロンドンの次はパリのエッフェル塔、地下鉄、モンパルナスタワー チュニジアの占星術師が予言」
「サマーワの日本軍、抵抗勢力の襲撃から護るため百万ドルで地下壕建設」
「日本政府が駐留継続に固執するからサマーワの日本軍基地に30分間の襲撃」
「イラク商務省、スンナ派人口を隠すために食糧配給カード分別を延期」
 
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/ 

米国、抵抗勢力の攻撃停止を求めて懸命に交渉相手を模索

الأمريكيون يسعون للتفاوض مع عزت الدوري عبر وسطاء وعشائريين لوقف المقاومة

 多数の個人や集団がイラク内外で抵抗勢力の服装をして、占領軍と武装抵抗勢力との対話を仲介出来るとの触れ込みで売り込んでいるが、米国当局のイラク抵抗勢力を代表する交渉相手探しは難航していると、1日付のアルクドゥス・アルアラビーが報じた。
--------
  極めて高い情報を持つイラク人筋は本紙に、「米国側は必死になって抵抗勢力(正確に言うとバース党及びスンナ派の)を代弁する交渉相手を探している。厳密に言うとスンナ派が多数を占める西部地域で集中的に、また名門部族の地域ではより詳細に、候補者探しが行われた」と断言した。

 米国情報機関の多くの報告書では、占領軍の兵士に発砲し抵抗する訓練を積んだ武装勢力の強固な核をなしている人間は、イラクの西部、正確にはヨルダン国境近辺の一部の強力な部族に所属していると考えている。また、厳密に言うと(イラクで最大の)ドレイム部族と話し合いをすることは、必ずや将来の交渉相手探しに役に立つと見込んでいる。

 そこで米国人は過去2週間に、ドレイム部族出身の傑出した指導者や旧軍の将軍たちと密接な接触を図ろうと懸命な努力を重ねてきた。この努力はついにイラクの米軍刑務所内の拘束者の中から抵抗勢力を代弁するイラク人交渉者を探すまでになった。すなわち、イラク最西部とドレイム部族に最も強い影響力を及ぼす人物の一人と見なされている、占領当局によって拘留中のイラク人大物実力者シターム・カウードと接触が持たれたのだ。

 そこに抵抗勢力に渡りが付けられると主張する実力者や政治家を、米国人が何度も試してみたが、一定の成果を得ることは出来なかった。元電気相のアイハム・サマライもその一人だ。同じような試みを国連のブラヒミ特使がしたがこれまた失敗したようだ。

 ブラヒミは実際に先週、暴力を止め、米国人と武装戦力と対話させる構想を持っているかの如く印象付けようとした。ブラヒミ構想では米軍の撤退で終わり、その目的はイラクでの流血を終わらせ、過激派やテロ集団が崇高な抵抗勢力を利用するのを防止することだとしていた。

 このためブラヒミはヨルダンと、イラクのスンナ派部族長たちとの友好関係を利用する目的でヨルダンの閨閥(娘が王族に嫁いでいる)に連絡を取った。またイラク前首相のアラウィ(ヨルダン王家と仲が良い)にも連絡したが無駄骨に終わり、ブラヒミのルートを使うことも挫折帰した。

 次に登場したバッターのヌーリー・バドラーン前内相も、米軍の撤退を呼びかけ、交渉に応じるよう抵抗勢力の指導者たちに呼び掛けることで、己の姿を美化し、武装抵抗勢力が自分を相手にするよう口説こうとしたが、この男の努力も実を結ばなかった。昨年アラウィは国外のバース党指導者、要人と対話の場を持とうとしたが失敗している。

 本紙は、イラクの米国当局がシターム・カウード師に、隠れ家から出てくるよう促す、対話の一括取引を持ち掛けたことを掴んだ。

 米国人たちはここで、イラク国内に選定した6地域に6基地の存続を認める見返りに、イラクからの撤退交渉をする用意があると言う。3基地の存続期間は5年で、残りの3基地は10年だ。その代償がイラクの前都市から完全に撤退し、両者が合意する段取りで旧イラク軍の復帰を許し、イラク国内でのイランの諜報活動を終結させる圧力を掛けることだ。

 全ての交渉事や軍人恩賞に関して、サダム大統領は自己の弁護人であるドレイミー弁護士を通じて、イラク国内の武装抵抗勢力の実際の指導者ではないかと米国人が疑っているイッザト・イブラヒム・ドーリー(イラク革命評議会副議長)が実行し決定することには全て同意する、と記した書簡を出している。

 米国人たちが何度も、ドーリーを逮捕するためでなく、交渉のために彼を捜し求めているのだと言っていたにしても、彼に辿り着ける望みは全くない。だがドーリーこそが抵抗勢力の活動的なグループの実質的な指導者であることは広く信じられているのだ。彼の声明や指令は、それに基づきインターネットを通じて流されている。

http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=2005\06\06-30\g29.htm&storytitle=ff%C7%E1%C7%E3%D1%ED%DF%ED%E6%E4%20%ED%D3%DA%E6%E4%20%E1%E1%CA%DD%C7%E6%D6%20%E3%DA%20%DA%D2%C9%20%C7%E1%CF%E6%D1%ED%20%DA%C8%D1%20%E6%D3%D8%C7%C1%20%E6%DA%D4%C7%C6%D1%ED%ED%E4%20%E1%E6%DE%DD%20%C7%E1%E3%DE%C7%E6%E3%C9fff
*******
 アルクドゥス・アルアラビーはアブドルバーリー・アトワーン編集長がサダム・フセインの信頼が厚い人物で、彼に関する報道では質、量とも群を抜いている。
********
【短報】
*サウジアラビアの勧善懲悪機構(宗教警察)、女性違反者との接触に女性職員採用を検討 「UPI」 【大変化】

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗

「米国とイラク抵抗勢力の対話報道の背景 エジプト人報道家の分析 【後編】」
「ライス国務長官のイラン敵視は学生時代イラン人の恋人に捨てられたから」
「イラク抵抗勢力各派、政治組織結成と占領軍との交渉を否定」
「ヨルダン人2人が燃料無しで動く自動車エンジンを開発」
「拘留中のサダム、弁護人に:敵はいずれ握手を求めてくるからその事態に備えよ」

http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/  
昨日 今日
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。