アラブの声ブログ

「アラブの声ML」から極一部を抜粋、日欧米メディアが伝えない主にアラビア語のメディアからイラク問題を中心とするアラブ・イスラム世界の記事を抄訳し発信。リンクや商業目的以外の転載は自由です。

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サマーワでシーア派民兵による迫害を逃れスンナ派住民が移住

السماوة...وإضطهاد السنة...تقرير ميداني

 自衛隊員が駐留するイラクのサマーワで少数派のスンナ派住民が、シーア派のバドル軍団(イラク・イスラム革命最高評議会管轄下の民兵組織)によって弾圧、追放されている。17日付のイスラム・メモが報じた。
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 首都バグダードの南方271キロにある日本と米国の占領下に置かれているサマーワは、バスラやバグダードのようにスンナ派住民の除去が進んでいるようだと、最新の人口調査によると5万人の人口のうち9千人以上がスンナ派住民であるサマーワの本紙通信員が伝えた。

 米占領軍と占領軍によって指名されたイラク警察、国家警備隊は2週間前に、同市のスンナ派住民に対する差別攻勢を開始、これまでに400人以上のスンナ派の若者を拘束、7つ以上のモスクが手入れを受け中に居た法学者たちや小間使いたちが連行された。占領軍や傀儡イラク軍への武装攻撃に関与していたとの容疑ではなく、イスラムの復古派(原理主義)に所属していたとの容疑である。

 通信員は、軍と警察のイラク治安機構で幅を利かせている、占領軍を支持するシーア派のバドル軍団がこの弾圧を推進していると伝えた。

 先週も、異端者たちがワッハーブ派と呼ぶ復古派に所属しているとの容疑で父親と4人の息子を拘束した。(シーア派最高権威とされる)シスターニ率いるシーア派本山は、スンナ派のマーリク・ビン・アナスのモスクを乗っ取り、シーア派の儀式を遂行するシーア派のモスクにすることを認めた。

 住民たちは警察署や市の裁判所に苦情を訴えてきたが、両機関にはシスターニのグループとバドル軍が多数派を占めているため、誰も動かなかった。

 今年の3月12日から今日までに、宗教学者を含む20人以上のスンナ派若者が、自宅の門前やモスクで殺されたが、祖国とイスラムの統一と分裂の回避を唱えてきたシーア派の政治家たちは歯止めを掛けようとはしなかった。シーア派住民が殺されたら大騒ぎをしスンナ派、中でも復古派を非難するのだが。

 スンナ派であるという理由で免職になった市の匿名警察官は語った。「私とスンナ派の同僚4人が警察から追放された。毎日スンナ派住民が拘束されている。(スンナ派の)女性を脅し、子供は学校や通りで嫌がらせを受けている。バドル軍団やシスターニのグループがこのようなことをする理由は、我々を町から追い出し、我々の住居を格安で手に入れ、町に定住しているイラン人に与えるためだ。彼らこそ、イラク全土でテロ活動を行いながら、抵抗勢力のせいにしているのだ」

 市の商務部は、「スンナ派住民の30家族以上が、安心して暮らせるスンナ派地域で暮らしたいため、アンバール州の諸都市やモスル、バクダード、デヤーリーに移住した。」と指摘した。特に、市のシーア派州評議会のあるメンバーが、「サダム(元大統領)は、数十年も我々を迫害してきた。我々も彼らを1年間だけでも迫害しよう」と発言した後、サマーワのスンナ派住民の苦難は増している。
http://www.islammemo.cc/taqrer/one_news.asp?IDnews=426
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このような事例はバスラなどでも報告されている。イスラム法学者機構のハーリス・ダーリー代表は18日、スンナ派の宗教家たちを暗殺しているのはバドル軍団だと初めて名指しで非難し、抗議のために3日間のスンナ派モスクの閉鎖を呼び掛けた。同じシーア派でも反占領的色彩の強いサドル派の出方が注目される。AFPによるとムクタダ・サドルは、米軍によるグアンタナモ基地でのコーラン冒涜の報復として、地面に米国とイスラエルの国旗を描き、それを踏みつけるように支持者たちに呼び掛け、ナジャフのモスクでは国旗踏み付けが実行された。

アラブの声MLに掲載された他の記事 
「イラクのイスラム軍が5月16日午後4時、9両の輸送車両を攻撃、炎上、破壊 ビデオ1本」
http//groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/
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  • 2005/05/22(日) 18:26:01 |
  • 南雲研究室
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