アラブの声ブログ

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米国、抵抗勢力の攻撃停止を求めて懸命に交渉相手を模索

الأمريكيون يسعون للتفاوض مع عزت الدوري عبر وسطاء وعشائريين لوقف المقاومة

 多数の個人や集団がイラク内外で抵抗勢力の服装をして、占領軍と武装抵抗勢力との対話を仲介出来るとの触れ込みで売り込んでいるが、米国当局のイラク抵抗勢力を代表する交渉相手探しは難航していると、1日付のアルクドゥス・アルアラビーが報じた。
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  極めて高い情報を持つイラク人筋は本紙に、「米国側は必死になって抵抗勢力(正確に言うとバース党及びスンナ派の)を代弁する交渉相手を探している。厳密に言うとスンナ派が多数を占める西部地域で集中的に、また名門部族の地域ではより詳細に、候補者探しが行われた」と断言した。

 米国情報機関の多くの報告書では、占領軍の兵士に発砲し抵抗する訓練を積んだ武装勢力の強固な核をなしている人間は、イラクの西部、正確にはヨルダン国境近辺の一部の強力な部族に所属していると考えている。また、厳密に言うと(イラクで最大の)ドレイム部族と話し合いをすることは、必ずや将来の交渉相手探しに役に立つと見込んでいる。

 そこで米国人は過去2週間に、ドレイム部族出身の傑出した指導者や旧軍の将軍たちと密接な接触を図ろうと懸命な努力を重ねてきた。この努力はついにイラクの米軍刑務所内の拘束者の中から抵抗勢力を代弁するイラク人交渉者を探すまでになった。すなわち、イラク最西部とドレイム部族に最も強い影響力を及ぼす人物の一人と見なされている、占領当局によって拘留中のイラク人大物実力者シターム・カウードと接触が持たれたのだ。

 そこに抵抗勢力に渡りが付けられると主張する実力者や政治家を、米国人が何度も試してみたが、一定の成果を得ることは出来なかった。元電気相のアイハム・サマライもその一人だ。同じような試みを国連のブラヒミ特使がしたがこれまた失敗したようだ。

 ブラヒミは実際に先週、暴力を止め、米国人と武装戦力と対話させる構想を持っているかの如く印象付けようとした。ブラヒミ構想では米軍の撤退で終わり、その目的はイラクでの流血を終わらせ、過激派やテロ集団が崇高な抵抗勢力を利用するのを防止することだとしていた。

 このためブラヒミはヨルダンと、イラクのスンナ派部族長たちとの友好関係を利用する目的でヨルダンの閨閥(娘が王族に嫁いでいる)に連絡を取った。またイラク前首相のアラウィ(ヨルダン王家と仲が良い)にも連絡したが無駄骨に終わり、ブラヒミのルートを使うことも挫折帰した。

 次に登場したバッターのヌーリー・バドラーン前内相も、米軍の撤退を呼びかけ、交渉に応じるよう抵抗勢力の指導者たちに呼び掛けることで、己の姿を美化し、武装抵抗勢力が自分を相手にするよう口説こうとしたが、この男の努力も実を結ばなかった。昨年アラウィは国外のバース党指導者、要人と対話の場を持とうとしたが失敗している。

 本紙は、イラクの米国当局がシターム・カウード師に、隠れ家から出てくるよう促す、対話の一括取引を持ち掛けたことを掴んだ。

 米国人たちはここで、イラク国内に選定した6地域に6基地の存続を認める見返りに、イラクからの撤退交渉をする用意があると言う。3基地の存続期間は5年で、残りの3基地は10年だ。その代償がイラクの前都市から完全に撤退し、両者が合意する段取りで旧イラク軍の復帰を許し、イラク国内でのイランの諜報活動を終結させる圧力を掛けることだ。

 全ての交渉事や軍人恩賞に関して、サダム大統領は自己の弁護人であるドレイミー弁護士を通じて、イラク国内の武装抵抗勢力の実際の指導者ではないかと米国人が疑っているイッザト・イブラヒム・ドーリー(イラク革命評議会副議長)が実行し決定することには全て同意する、と記した書簡を出している。

 米国人たちが何度も、ドーリーを逮捕するためでなく、交渉のために彼を捜し求めているのだと言っていたにしても、彼に辿り着ける望みは全くない。だがドーリーこそが抵抗勢力の活動的なグループの実質的な指導者であることは広く信じられているのだ。彼の声明や指令は、それに基づきインターネットを通じて流されている。

http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=2005\06\06-30\g29.htm&storytitle=ff%C7%E1%C7%E3%D1%ED%DF%ED%E6%E4%20%ED%D3%DA%E6%E4%20%E1%E1%CA%DD%C7%E6%D6%20%E3%DA%20%DA%D2%C9%20%C7%E1%CF%E6%D1%ED%20%DA%C8%D1%20%E6%D3%D8%C7%C1%20%E6%DA%D4%C7%C6%D1%ED%ED%E4%20%E1%E6%DE%DD%20%C7%E1%E3%DE%C7%E6%E3%C9fff
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 アルクドゥス・アルアラビーはアブドルバーリー・アトワーン編集長がサダム・フセインの信頼が厚い人物で、彼に関する報道では質、量とも群を抜いている。
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【短報】
*サウジアラビアの勧善懲悪機構(宗教警察)、女性違反者との接触に女性職員採用を検討 「UPI」 【大変化】

アラブの声ML に掲載されたこの他の記事  齊藤力二朗

「米国とイラク抵抗勢力の対話報道の背景 エジプト人報道家の分析 【後編】」
「ライス国務長官のイラン敵視は学生時代イラン人の恋人に捨てられたから」
「イラク抵抗勢力各派、政治組織結成と占領軍との交渉を否定」
「ヨルダン人2人が燃料無しで動く自動車エンジンを開発」
「拘留中のサダム、弁護人に:敵はいずれ握手を求めてくるからその事態に備えよ」

http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/  
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